第8話「貢ぐ男」
どこに現れるか分からない雪(木竜麻生)の
屋台バーを探して通う幸田(遠藤雄弥)は、
いつもスクリュードライバーを頼み、お釣りを受け取らず帰っていく。
また屋台バーを探してやって来た幸田だが、
この日は先客の上山(金田哲(はんにゃ))がいた。
雪に馴れ馴れしく話しかける上山にムカついていた幸田だが、
幸田が知りたかったことを雪に質問する上山の話に思わず耳を傾けてしまう。
上山が帰った後、雪と二人きりになった幸田は、
幸田がいつもスクリュードライバーを頼む理由は、そのカクテル言葉だと明かす。
スクリュードライバーのカクテル言葉は
「あなたに心を奪われた」だった。
これまでのストーリー
まどろみバーメイドStory
とある街の一角。
月夜に現れては、ふと消える不思議な「屋台バー」がある。
この屋台の店主は女性バーテンダー・雪。
雪は夜更かしが苦手でいつも居眠りをしているが、
ひとたび注文を受けるとその眼差しは変わる。
客の特徴、気候などを考慮して客がもっとも求めている味を提供する天才バーテンダーだ。
バーには様々な客が訪れ、それぞれの悩みや悲しみをグラスと共にカウンターに置いていく。
そして雪自身も、同居する二人の先輩バーテンダー騎帆と日代子との出会いや、
過去も含め物語が動き出す。
気鋭のイラストレーター・パオの漫画デビュー作を実写化。