第2話「夢を売った男」
雪(木竜麻生)の屋台バーにやって来たやけに動作が仰々しい男は、
ボトルにサインをして、代金を払わないまま消えた。そのボトルを見た日代子(八木アリサ)は…。
雪の屋台バーで“トムアンドジェリー”というカクテルを飲んだ後、
無銭飲食をした男が残していったサイン入りボトルを見た日代子は、
それが元アイドルの青柳辰哉(忍成修吾)だと気付いた。
関心を持つ雪に、日代子は恋のはじまりではないかと騎帆(玄理)に告げる。
騎帆はまさかと思いつつも、日代子と一緒に変装をして、
雪の屋台バーに行き、雪に気づかれないよう、こっそりと様子をうかがっていた。
そこに青柳辰哉が現れて、前と同じカクテルを注文する。
これまでのストーリー
まどろみバーメイドStory
とある街の一角。
月夜に現れては、ふと消える不思議な「屋台バー」がある。
この屋台の店主は女性バーテンダー・雪。
雪は夜更かしが苦手でいつも居眠りをしているが、
ひとたび注文を受けるとその眼差しは変わる。
客の特徴、気候などを考慮して客がもっとも求めている味を提供する天才バーテンダーだ。
バーには様々な客が訪れ、それぞれの悩みや悲しみをグラスと共にカウンターに置いていく。
そして雪自身も、同居する二人の先輩バーテンダー騎帆と日代子との出会いや、
過去も含め物語が動き出す。
気鋭のイラストレーター・パオの漫画デビュー作を実写化。