第10話「踊る占い師」

雪(木竜麻生)の屋台バーに占い師の美濃テレシア(サヘル・ローズ)が入ってきた。

テレシアは自分のためのカクテルを作ってほしいと希望する。

雪はテレシアがしていたピアスの飾りをヒントに、
スイカを使ったカクテルを作ることにした。

テレシアは以前に屋台バーにやって来たイラストレーター野々原さや(清水葉月)が、
雪に紹介したいと言っていた占い師だった。

テレシアはカウンターに占い道具を広げ、雪のことを占い始める。

雪の母親が客商売だったこと、
母親を亡くしたことへの深い心の傷があること、
バーテンダーをしてるのはその代償行為で心の傷を埋めようとしているなどと、
次々と告げていく。

テレシアの話に惹きつけられていた雪だったが、
テレシアの突然のクシャミに、雪は我に返る。

そして作ろうとしていたカクテル用のスイカ果汁の瓶を引っ込め、
全く別のカクテルを作ることに…。

これまでのストーリー

まどろみバーメイドStory

とある街の一角。
月夜に現れては、ふと消える不思議な「屋台バー」がある。

この屋台の店主は女性バーテンダー・雪。

雪は夜更かしが苦手でいつも居眠りをしているが、

ひとたび注文を受けるとその眼差しは変わる。

客の特徴、気候などを考慮して客がもっとも求めている味を提供する天才バーテンダーだ。

バーには様々な客が訪れ、それぞれの悩みや悲しみをグラスと共にカウンターに置いていく。

そして雪自身も、同居する二人の先輩バーテンダー騎帆と日代子との出会いや、

過去も含め物語が動き出す。

気鋭のイラストレーター・パオの漫画デビュー作を実写化。


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