|
|
■大仏には、銅が500トンも使われています。しかし、当時は、まだ銅を精錬する技術などない時代。どのようにして、精錬していたのでしょうか。今日は、大阪市文化財協会・保存科学室の伊藤さんに、当時の銅の精錬工程を見せていただくところから、旅を始めました。銅の精錬は、木炭だけでは難しく、伊藤さん自身も当時の資料を繰り、何度も失敗を繰り返し、諦めかけた頃にようやく成功したといいます。1083℃でドロドロに溶けた液状の真っ赤な銅から、吹き出す熱気!!伊藤さんもその熱気で汗まみれ。歴史を後世にしっかり受け継ぐ人たちがいてくれることを、とても大事に思いました。 |
|
■午後からは、行基のお寺がある奈良・竹林寺へ。緒形さんは墓標に静かに手を合わせます、大仏建造の尊敬の意を込めて。そのシーンを撮り終えた緒形さんは竹林寺に立ち寄り、お茶をいただきながら、絵馬に願を・・・「遥かなる大仏への道。いい番組になりますように」。 |
|
■次は、暗峠。かつて行基が山林修業した、大阪と奈良を結ぶ街道です。石畳が歴史の深さを醸し出しています。石畳を踏みしめながら背筋をのばし、まっすぐに歩く緒形さん。峠の頂上付近は奈良の町を一望でき、田園風景と重なってとてもすがすがしい風景でした。 |
|
|
|
|