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ふと、奈良が恋しくなる。スピーディな街をするりと抜けて、ただ、大きな時の流れに身をゆだね、やさしい風に吹かれたいと思う。女優・石川亜沙美はちょうど、そんな時期だった。「ああ、今、奈良が呼んでる〜と思いました。大仏さんを目の前にしたら、ホッとしたのかな。泣きそうになっちゃって・・・」。年末に放送予定のドキュメンタリー番組『遥かなる大仏への道』。石川亜沙美は、緒形 拳と共に、ナビゲーターを務める。1250年間も、日本人の暮らしを見守る奈良の大仏。約16mの巨像を奈良時代の人たちはどうやって造ったのか。その背景には、どんな男たちが汗を流し、どんな女たちが涙をぬぐったのか。石川は、小春日和の奈良でロケを終え、平城宮跡での記者会見に臨んだ。 |
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