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10/22(金)石川亜沙美/平城京跡での会見ルポ! 10/22_PHOTO
「大仏さん見てたら、ほっとした。涙でてきた。なんでだろ」
ふと、奈良が恋しくなる。スピーディな街をするりと抜けて、ただ、大きな時の流れに身をゆだね、やさしい風に吹かれたいと思う。女優・石川亜沙美はちょうど、そんな時期だった。「ああ、今、奈良が呼んでる〜と思いました。大仏さんを目の前にしたら、ホッとしたのかな。泣きそうになっちゃって・・・」。年末に放送予定のドキュメンタリー番組『遥かなる大仏への道』。石川亜沙美は、緒形 拳と共に、ナビゲーターを務める。1250年間も、日本人の暮らしを見守る奈良の大仏。約16mの巨像を奈良時代の人たちはどうやって造ったのか。その背景には、どんな男たちが汗を流し、どんな女たちが涙をぬぐったのか。石川は、小春日和の奈良でロケを終え、平城宮跡での記者会見に臨んだ。
記者/大仏の印象は?
「大きくて、すごく圧倒されました!!奈良は、中学の修学旅行以来ですけど、はじめて大仏さんに逢ったような気持ち。やさしい大仏さんの顔を見たとき、ほっとしたのかなあ。涙が出そうになりました。25才を過ぎたあたりから、まわりの友達にも奈良や京都に惹かれる、という友達が増えてきたし。奈良に呼ばれたのかなあ・・・」
記者/修学旅行のときは、どんな印象でしたか?
「あの頃は、大仏よりもお土産を買ったり、写真を撮ったり、鹿にエサをやったり・・・に夢中!大仏の印象は残っていなかったんです。グループ行動だったし、「奈良で、外国人に話しかける」という課題が出ていたので(笑)、大仏をゆっくり見る感じではなかったように思います」
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記者/大仏以外には、どちらへ?
「二月堂、東大寺、平城京跡・・・いろいろ回りました。とくに二月堂からの景色は絶景。雨あがりで、すごくキレイでした。ああ、今日行った法華寺も、お庭がすごく美しくて、1ヶ月ぐらいここにいたいなあ、と思いました。昔は、歴史が苦手だったのに、今回いろんな場所を訪ねて、歴史に触れるうちに、涙が出そうになっちゃって。監督から「まだ、泣かないで、泣いちゃダメだよ」と言われたぐらい感情が高ぶったんです。実は、二月堂で本当に涙があふれてしまったのですが・・・・その理由は、今は内緒!番組を楽しみにしていてくださいね」
記者/番組内での、石川さんの役割は?
「大仏ゆかりの地をめぐるナビゲーターという立場です。大仏を造った聖武天皇の奥様、光明皇后のゆかりの地を訪れたりして、その場所にいらっしゃる方々にお話を聞いたりしながら、大仏造立の背景を紹介していきます。本当に感動している私を見て、奈良に行きたいな、と思ってもらえるとうれしいですね」
記者/緒形さんの印象は?
「この仕事がきたときに、緒形さんに逢えるんだ!!と、嬉しかったです。緒形さんは、本当に得るものがたくさんある方でしたね。思ったとおり、本当に、本当に素敵な方でした」
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記者/奈良は癒しの旅、というイメージがありますが、心が癒されましたか?
はい。ここ2年ぐらいで、タレント(女優)としての仕事が増えてきて、私自身もいろんなことに挑戦してきました。でも、反面、自分の時間が少なくなったのも事実。疲れたときには、自然に触れたり、空の写真を撮ったり・・・みたいなことをしてたんですが、奈良にきて、ステキな癒しの場をみつけちゃった、という感じ。この鳥肌が立つような感動を、同世代の女性たちにも、もっともっと広めたい!!!
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  「青丹よし 奈良の都は咲く花の 匂うが如く 今が盛りなり」。彼女は、ロケの最後にこの歌を詠んだ。金木犀の匂いが通りすぎたり、銀杏の実を拾ったり、大仏さんと向きあった奈良のプチトリップ。平城京から秋の空を眺めながら写真を数枚カシャ!!明日からはじまる自分にエールを送るように、石川亜沙美は、大きく深呼吸した。  
12/6(月) 緒形 拳・石川亜沙美/記者会見
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