度重なる新羅の攻撃から村と民を守ろうとするケベク。だが村の貴族はその地を捨てて出て行こうとしていた。そんな中、ケベクは自分の命を狙うムングンと再会する。ムングンの素性を知らないケベクは彼に興味を持っていた。その頃、ウィジャは新羅と平和同盟を結ぶため、ウンゴやソンチュンを連れて新羅の都、徐羅伐(ソラボル)を訪問、キム・チュンチュと会談していた。そのことを知らないケベクは新羅を攻撃する準備を着々と進めていた。
太子になったウィジャは希望に燃えていた。一方太子妃テヨンは多忙を言い訳に自分を避けるウィジャに寂しさを感じる。王はケベクを新羅との国境近くの居列城の郡将に任命する。ケベクはウンゴに同行を求めるが、官職に就くことが決まったウンゴはサビに残る決心をする。その頃、サテク時代の内臣佐平(ネシンチャピョン)、キミはウンゴの叔父に金を渡していた。居列城に赴任したケベクは頻繁に新羅の攻撃を受ける村の荒んだ暮らしに胸を痛め…。
ケベクらの罠にはまり国家を危うくしたキョギは王子の身分をはく奪される。サテク妃は武(ム)王を殺して王位を奪取しようと画策していた。それをウィジャに知らせようとしたウンゴは捕えられてしまう。ウンゴは辛くも王の危機をケベクに伝えるが、時すでに遅く、王は暗殺されてしまう。ところが国葬の最中に生きた王が現れる。反逆者を一網打尽にするために打った芝居だった。こうしてサテク一派は追放され、ケベクとウンゴは手を取り合う。
サテク妃はウィジャが本当に僧になったか確認しようと米岩(ミアム)寺にやって来る。ちょうどその時、ウィジャの妻テヨンが出産し、ケベクは生まれたばかりの子どもを平和の村カマクチェに送り届ける。ところが途中で襲われ、子どもは仮死状態に。それを救ったのは村の少女カヒだった。一方キョギは母サテク妃に内緒で味方を集めていた。ケベクらはキョギの動きを利用してサテク一派を潰そうと謀る。その頃、サテク・チョクトクはウンゴの動きをそっと探らせていた。
謎の男はケベクの義兄ムングンだったが、互いに気づかずその場から立ち去る。翌朝、ウィジャとウィジャの義理の父ヨン・ムンジンらは決起するが、サテク側の仲間割れは罠だった。ウィジャはケベクの知らせで難を逃れるが、ムンジンは捕まってしまう。ムンジンの処刑を命じられたケベクは、父が犠牲になった意味を感じるのだった。一方ウィジャは妻を助けるため出家を決意する。そんなウィジャに共感したケベク、フンス、ソンチュンは民のための百済を作ろうと誓う。