ナナめ上のテレビ大阪に
~40周年の決意~
代表取締役社長 田中信行
“Only One”のテレビ局を
目指して
テレビ大阪は2022年に開局40周年を迎えます。
人間でいえば働き盛り。一層の飛躍を目指し、社員からキャッチコピーを募集しました。
その結果、選ばれたのがいま広く使っている「ナナめ上のテレビ大阪に」でした。作者は入社3年目の若手社員。若手がバリバリ仕事をするテレビ大阪ならではと思っています。
「ナナめ上」という言葉には様々な意味があります。
まず、7チャンネルの「ナナ」であります。
なぜ、まっすぐでないのか?他のテレビ局とは一味違う個性を大事にしたいからです。上というのは社員が皆、上を向いているからです。
テレビ大阪は確かに在阪局のなかでは一番若くて、一番小さなテレビ局です。
だからこそ、“Only One”のテレビ局を目指しています。
大阪という地名のついた唯一の局であるのも売り物の一つです。
天神祭、淀川花火大会など大阪の風物詩をリアルタイムで視聴者に届けてきました。ここ2年はコロナ禍の影響で満足な中継ができませんでしたが、今年こそはという気持ちで準備は続けています。
ローカルな存在だけに満足しているわけではありません。
少し話がそれますが、インドネシアのバリ島で12歳と10歳の姉妹が始めたプラスチックゴミ追放運動が地元の行政当局を動かし、世界中で支援の輪が広がっていることをご存知ですか?「バリ島の海をきれいにしたい」という身近な少女たちの願いがグローバルに広がったのです。
“Think globally, Act locally”(グローバルに考えて、地域に根差して行動する)とよく言われますが、バリの少女たちは“Think locally, Act globally”(地域を考えてグローバルに行動する)ではないでしょうか?テレビ大阪もドラマでもバラエティーでもローカルなコンテンツをアジアをはじめ、海外に売り込もうと思っています。すでに実績も上がってきています。
大阪、関西にこだわりながらそれがいつの間にか世界に広がっている —— 。
テレビ大阪はそんな局を目指しています。
テレビだけにとどまらない
未来へ
テレビだけにとどまらないのもテレビ大阪の特徴です。
その一つがイベントです。
食、生き物、工芸品などB to Cから関連会社を通じて金型、福祉機器展まで幅広くB to Bのイベントを手掛けています。
さらに持続的な発展を目指し17の目標を掲げた国連のSDGs計画に共鳴し、日本のメディアの中ではいち早く「国連SDGメディアコンパクト」に加盟し、放送、イベント、コンテンツ制作を通じて環境保全やジェンダーの平等、共生社会実現を呼び掛けています。
テレビ大阪は京阪、および大阪メトロの天満橋駅から大阪城に至る動線上にあります。
2024年には現在の本社のすぐ隣の社屋に引っ越すつもりです。
この地理的な利点を活かして新たなにぎわいスペースを創出し、ここでも楽しいイベントを展開したいと思っています。
開局40周年、新社屋移転、その先の大阪・関西万博。
「ナナめ上」を目指し奮闘するテレビ大阪にぜひ、皆さんの力を貸してください!
お待ちしております。