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身近な道具をつかって、いろいろなコマをつくることができる。例えば、ビー球4つを木工用ボンドでくっつけるだけで、「逆さゴマ」ができあがる。ビー球はどれもほぼ同じ形なので、4つを組み合わせて簡単に重心のバランスをとることができるのだ。遠心力の働きによって、コマは重心が高いところにあるほうが安定するため、ビー球で作ったコマは「逆さゴマ」になる。
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100円グッズを使って「簡易コイン選別機」を作ってみよう。
【作り方】
・まず、2本の定規の間に厚紙を挟んで、コインが転がるくらいの隙間を作る。
・そして、洗濯バサミを使って、滑り台のような傾斜をつけ、下になったほうの端に磁石を取り付ければ完成だ。
上から1円玉と 10円玉を転がしてみると、1円玉が10円玉よりも手前に落ちる。もちろん、どちらも磁石にはくっつかない。実は、磁石のそばをコインが転がるときに、コインに電流が流れ、その電流によって磁力が発生しているのである。その働きがコインの材質によって異なるので、1円玉と 10円玉でブレーキのかかり方に差が出たのである。
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「教訓コップ」というおもしろいコップがある。
【作り方】
・紙コップの底にボールペンで穴を開ける。
・そこに、折り曲げストローを通してボンドで止め、反対側を折り曲げる。このコップに、ストローの折れ曲がったところ以上の高さにジュースを入れると、大気圧がジュースを押し出してしまうのだ。
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100円グッズを使って、指紋の検出に挑戦してみよう。人間の皮膚からは脂分が出ているが、指先には指紋があるため、ものを触ると脂分が指紋の形に残る。ものに付いた指紋の模様は、ふつうは目で見てもわからない。
しかし、ファンデーションやアイシャドウをつけた耳掻きでたたくと、模様が浮かび上がってくる。ファンデーションやアイシャドウなどは細かい粉でできており、これが脂分にくっつくからなのだ。 |