パルボン先生は、タックには「この世で一番幸せなパン」を作れと言い残し、マジュンには発酵日誌に手紙を偲ばせておく。2人は人生哲学とも言える師匠の深い教えに嗚咽する。悲しみも束の間、ク家では後継者争いが激化。1週間後に迫った理事会に向け、ハン室長は理事たちとミーティングを重ね、インスクはマジュンの政略結婚を早めようと躍起になっていた。そんな中、イルチュン会長が脳出血で倒れ、意識不明の重体に。
ベーカリーの仲間の協力も得て、タックの味覚と嗅覚が奇跡的に回復。チュンベと組んだマジュンはポンパン対決で再びタックに敗れ、苦い味を味わうことに。審査員の買収に失敗したハン室長は、パルボン・ベーカリーを潰そうとパンに異物を混入させ、営業停止処分に追い込む。ベーカリーの危機を救うため、タックはイルチュン会長に直談判。会長は陰謀の数々がハン室長の仕業だと知り、辞職を迫る。病に倒れたパルボン先生は、最後の力を振り絞り、タックにパン作りと人生の教訓を教える。
2次試験の脱落者はマジュンだった。パルボン先生に破門を言い渡された上、タックと父親の急接近に嫉妬したマジュンは、チュンベに唆され製パン室に放火、発酵日誌を持ち去る。元パン職人のチュンベはパルボン先生と対立した因縁の人物で、マジュンを復讐に利用していた。自分がポンパンを作ったというチュンベの陳情書により、パルボン先生がタイトル剥奪の危機に。タックは師匠の名誉回復のため、ポンパン対決に挑む。
マジュンの毒薬によって味覚と嗅覚を失ったタックだったが、最後まで認定試験に挑戦しようと意気込む。2次試験の課題に苦戦するマジュンの前に、チュンベという謎の男が出現。チュンベの助けを借りてパン作りに成功するマジュンだったが、味を見たパルボン先生は不正を見抜く。一方、イルチュン会長は母親の死に妻とハン室長が絡んでいるとミスンから聞き、2人に疑惑の目を向ける。夫の異変に気付いたインスクは、ミスンをおびき出そうと罠を仕掛ける。
イルチュン会長はタックの母親キム・ミスンに会いに行く道すがら、ハン室長の陰謀により、自動車事故に遭遇。翌日、何食わぬ顔で事件現場に向かうハン室長だったが、会長の姿がなく、愕然とする。重傷のイルチュンは奇跡的に助けられ、ミスンと運命的な再会を果たしていた。マジュンは味覚と嗅覚を麻痺させる毒薬を購入し、タックに飲ませようと企む。一方、マジュンからクレジットカードを手渡されたユギョンは高級な服を買い、コソン家の会食に颯爽と姿を現す。