イチョムの配下からスギョンを守り、大きな傷を負ったデヨプ。医師は出血が多いため滋養が必要と高価な山参(サンサム)を勧める。金が必要になったバウとスギョンは王宮の宦官に化け、金持ち相手に詐欺を働くことにして…。一方、大北(テブク)派の追い落としを図る光海君は、イチョムたち大北派と対立する西人(ソイン)派のキム・ジャジョムに協力を求めていた。
翁主ではなく、平凡な女人として生きていく決心をしたスギョン。酒場で洗い物の仕事をしながら、バウたちと家族のように暮らし始める。その頃、スギョンの居所を知った光海君は、その情報をイチョムに流すよう命じていた。一方、スギョンを捜し出し、彼女をさらったバウに刃を向けるデヨプ。しかしスギョンは、バウこそ命の恩人だと告げてデヨプを止めるが…。
キム尚宮の言葉から、自分の死が皆を守ることになると考えたスギョンは川に身を投じる。後を追って川に飛び込み、彼女を救うバウ。チャドルは3人で暮らそうと泣いて訴える。その後、3人は都を抜け出して坡州(パジュ)へ。仕事が見つからないバウは、チャドルを連れて金持ちの家に泥棒に入る。そのことでバウと言い争ったスギョンは、姿を消してしまうが…。
デヨプに助けられ、王宮へと急ぐバウ、チャドルとスギョン。道中、足を怪我したスギョンのために、バウはある履物を購入する。その後、王宮の門にも刺客が潜んでいることに気づき、スギョンは宮女に変装して王宮へ入り込むことに。生母である昭儀(ソイ)・ユン氏に安否を伝えようとするが、現れたのは王宮で権力を振るう尚宮(サングン)、キム・ゲシだった。
元の屋敷に戻そうと、スギョンを連れ左議政宅を訪れたバウ。だが、彼女の葬儀が執り行われていることを知って愕然とする。事情を聞かされて涙を流すスギョン。自責の念に駆られるバウはスギョンを殺して決着をつけようとするが、それもできず、彼女を王宮へ連れていくことに。一方、スギョンの自害の報を聞き屋敷に駆けつけたデヨプは、彼女の死を受け入れられず…。