シム・ゴヌク(キム・ナムギル)を家に呼び出したホン会長は、ゴヌクに“テソン”と呼びかける。ヘシンやテラに手を出すなというホン会長は、怒りをあらわにするゴヌクの前で発作を起こし意識を失う。シン夫人はついに、キム室長にゴヌクを交通事故に見せかけて始末するよう命じ、ゴヌクは病院に運ばれる。事故直後、何も知らないクァク班長の携帯に一通のメールが届く。それはゴヌクの現在地を知らせるものだった。ゴヌクが確実に死んだとの報告を受けたシン夫人は、すべて解決したと安心しきっていた。しかし後日、自分の机にゴヌクのライターが置かれる。驚いたシン夫人は問いただすが、確かに火葬し散骨も済ませたと答えるキム室長。ジェインからゴヌクの失踪を知ったクァク班長は、以前ゴヌクがメールを送ってきた場所へ駆けつけ、血のついた携帯を発見する。捜索の末、 ゴヌクが搬送された先の病院で死亡したと聞かされたジェインは、遺体を確認させてほしいと頼む。しかし、遺体は何者かに引き取られたあとだった。一方、どうしてもゴヌクと別れないと言い張るテラに、シン夫人はゴヌクが20年前に追い出された偽物の“テソン”だと明かし、テラは激しいショックを受ける。
自分の正体に気付いたホン会長秘書のキム室長を呼び出したシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、彼から衝撃の真実を聞かされる。20年前の出来事はすべてシン夫人が仕組んだというものだった。夫のホン会長が外で作った子供を受け入れられなかったシン夫人は、DNA鑑定を偽造してチェ・テソンという名の少年、いまのゴヌクを連れてきた。しかし本物のテソンが見つかると、自らのウソが発覚しないように、ゴヌクの両親を交通事故に見せかけ殺害したのだった。一方、偶然ゴヌクの隠し部屋を見てしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、壁に貼られたヘシンの人々の写真は何かとゴヌクを問いただす。ゴヌクは意図的に彼らに近づいたことを認め、ヘシングループへの激しい怒りを口にする。夫ジェフンの浮気現場を目撃したホン・テラ(オ・ヨンス)は離婚を切り出し、ゴヌクとの愛を貫く覚悟をする。ゴヌクはシン夫人とテラを同時にオフィスに呼び出し、テラと自分の関係をシン夫人に見せつける。大事なテラにまで手を出したゴヌクを見て、シン夫人はゴヌクを殺害しようと考える。シン夫人からゴヌクが20年前に追い出した少年“テソン”だと聞かされたホン会長は、ゴヌクを自宅に呼び出す。
シム・ゴヌク(キム・ナムギル)とホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまったムン・ジェイン(ハン・ガイン)とホン・モネ(チョン・ソミン)は激しいショックを受ける。モネは、姉であるテラに近づいたゴヌクをなじり、さらに自分を裏切ったテラを絶対に許さないと激しく非難する。ジェインはゴヌクに、ヘシングループの人間に近づく真の目的は何かと問いただすが、ゴヌクは何も答えようとしない。感情が高ぶったジェインは、思わずゴヌクのことが好きだと告白するが、ゴヌクは傷心しているホン・テソン(キム・ジェウク)を慰めてやれと言って突き放す。兄の死をきっかけに、真面目に生きていこうと決意したテソンは、これからずっとそばで支えてほしいとジェインに告白する。そんななか、シン夫人のもとに、かつて偽物として追い出された養子“ホン・テソン”が生きているという調査報告が届く。また、アメリカで事故死したホン・テギュンを裏切って、彼の裏金を海外へ持ち逃げした男、カン・ユンチョルにかつて接触してきた謎の人物の似顔絵を入手したホン会長の秘書、カン室長はついに、ゴヌクが20年前に自分たちが追い出した少年、“ホン・テソン”であることに気づく。
シム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、チェ・ソニョンの遺品をすべて焼却するが、クァク班長は偶然、焼却炉から彼女の遺書の一部を見つける。それは自殺を意味する内容だった。一方、株価不正操作が発覚したホン・テギュンは、ホン会長からアメリカ行きを言い渡される。自分を陥れたのは弟のホン・テソン(キム・ジェウク)だと思い込んだテギュンは、彼のオフィスに乗り込みテソンを罵倒する。クァク班長は、テソンに焼却炉で見つけたソニョンの遺書を渡して、彼女は自殺であり、養子だった“ホン・テソン”は結局見つからなかったと報告する。同じく連絡を受けたムン・ジェイン(ハン・ガイン)もまた、ゴヌクが事件と無関係だと確認し安心する。そんなある日、アメリカへ旅立ったテギュンが交通事故で死亡する。突然の訃報で悲しみに暮れるホン家に亀裂が生じ始める。シン夫人は、テギュンが死んだのはホン会長のせいだと泣き叫び、何もかもテソンの企みだと怒りを爆発させる。同じ日、弔電を届けにホン会長宅を訪れたジェインは、偶然覗いた倉庫で、ゴヌクとホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまう。さらに、そこへホン・モネ(チョン・ソミン)が現れ同じくキスを目撃する。
別荘で一晩一緒だったことを知り、さらに二人の関係を疑っている妹のモネ(チョン・ソミン)のことを相談するため、ホン・テラ(オ・ヨンス)とシム・ゴヌク(キム・ナムギル)は、社内の試写室に入る。しかし誤って外から鍵をかけられ閉じ込められてしまう。胸にしまっていた「恋」への憧れを打ち明けるテラは、ゴヌクへの気持ちをさらに強くする。一方、ギャラリーで偶然、ムン・ジェイン(ハン・ガイン)が金目当てで自分に近づいたことを聞きショックを受けたホン・テソン(キム・ナムギル)は、やけになりジェインをホテルに連れ込んで関係を強要する。最初は強く拒んだものの、 “ヘシングループの嫁の座”を条件に受け入れようとしたジェインだが、結局部屋を飛び出してしまう。ちょうどその時、東部署のクァク班長から電話をもらったジェインは、容疑者の背中の傷あとを確かめるため警察へ向かう。一旦は「同じ傷あとだ」と答えるジェインだが、取り調べ室の男がゴヌクだと分かると、自分が見た傷とは違うとウソの証言をする。さらに死んだチェ・ソニョンがテソンの元恋人だったと知り、ジェインはゴヌクを訪ねてソニョンの死とどんな関係があるのか問いただす。