11月3日

2011年11月3日 by 綱沢 啓芳

朝、「ケンタッキーは太るから」といっていたダイエット中の金さんがいきなりケンタッキーのお持ち帰り朝食をほおばっています。しかも昨日始めたウォーキングも早くも欠席。
無性に食べたくなったという子どものような理由でした。

さて、オープンを2日後に控えた現場に直行。
ちょうど老人ホームの顔である「長楽居」という文字を貼付けているところでした。現場監督のようなおじさんが、「もうちょっと右!」とか大声で指示していますが、どうみても「楽」の文字が右にずれている気がしました。誰に聞いても右にずれているというので、張総経理が来た後金さんが進言して直させました。何のための現場監督なのか・・・そう、今日は張総経理が最終の現場視察。昨日の午後見た時に比べるとかなり整理が進んでいました(というかもう48時間後にはオープンなのですが)。まずまずの進みぐらいに総経理もそこそこ満足した様子でした。

この施設にはまだ自動のエレベータがありません。自分のいる階からエレベータに向けて大声で「10楼」(10階!)とか呼ぶと、ずっと中にいるおっちゃん(エレベータガールのような役目)がその声を聞いて上がったり降りたりするのです。このおじさんが昼ご飯を食べている間や帰ってしまった後は27階建ての建物を階段で移動しなければなりません。ある意味現場のキーマンともいえます。

そして午後、第1章新疆ウイグル自治区にADとして同行し、その後テレビ東京へ出向。今年凱旋した与十田記者が本日応援に駆けつけるというので、迎えにいくため青島空港へ。実は本人には「迎えにいけない」といってあって、通関して出てきたら中国人の運転手M氏が中国語でしゃべりまくり、驚いている姿をVTRに収めて最後は後ろからみんなで飛び出して脅かそうという金さんの演出を実行することに(今書いていて恥ずかしくなるような演出ですが・・・)いいおっさんたちが身を隠して待つこと20分。ついに与十田記者の姿が。話しかける運転手M。しかし与十田記者はぜんぜん慌てる様子がありません。仕方なく後ろから脅かしましたが完全に不発・・・。なぜなら与十田記者は以前運転手M氏と以前に上海で面識があったのでした。
まあそんなお遊びはここまで。その後青島の新市街地撮影、そして再び老人ホーム建設現場へ。今日はモデルルームに家具や小物などを入れほぼ完成された状態にします。看護士の張さんたちも今日は残業いよいよ残るは明日1日です。

11月2日

2011年11月2日 by 綱沢 啓芳

今日もいい天気なので、朝から青島の風景撮影に。コーディネーター金さんはダイエットのため(現在107キロ)朝から海辺を45分間ウォーキングして疲れたうえ、風邪薬を飲み過ぎて眠気に襲われるというよくわからない状態です。

さて、前回6月に山から撮った時は霧で何も見えない状態だったので、一体どんな景色なのか楽しみです。到着すると土産屋がずらっと並んでいます。土産物大好き増田カメラマンがこれに反応、でも撮影終わってから見ましょうね・・・上に上るとこの前は見えなかった遠くのビル群までよく見えます。手前のドイツ租借地時代の赤い屋根と奥の方の新市街、そして海という美しい景色をやっと撮影することができました。

一旦事務所に戻って午後は再び塩崎さんたちと現場へ。昨日よりはかなり奇麗になっていました。「何とか間に合うのでは?」というかすかな望みが出てきました。家具やベッドの運び込み、塩崎さんと小野さんも運び要員として活躍。金さんが持ってきたマスクのおかげで今日はのどがいたくなることなく撮影できました。
外ではおばちゃんたちの赤ずきん隊が一生懸命草を植えています。なぜみんな赤ずきんなのかは不明のままでしたが。そして、夜。きょうは張さんのお宅を訪ねてみました。ご主人とお母さん、2歳の娘の4人家族です。みかん、落花生、棗、ヒマワリの種。次から次へと私達に食べ物が出てきます。日本ではあまりない中国式のこのおもてなしは何となくうれしいものです。食事シーン、インタビューを撮って本日は終了です。明日は第1章以来の与十田記者が途中参加します!

11月1日

2011年11月1日 by 綱沢 啓芳

7時台起き。久しぶりにゆっくり寝た気分です。朝は全員でホテル近くのケンタッキーに。
中国らしくメニューにおかゆがあるので早速注文しました。運転手のM氏によると最近中国ではケンタッキー人気にかげりが見えるとのこと。理由は「太るから」。もっと太りそうな食べ物はいっぱいあると思いますが・・・まずは塩崎さんたちと一緒に事務所へ。
専属の通訳がいないのでやはりコミュニケーションは大変そうですね。

今日は、ホテルに置く植物を決めるという大仕事があります。日本に研修に来ていた日本語ができる張さんたちとともにまずは建設現場へ。私達も約2週間ぶりに見ましたが正直「まだこんなもん?」というぐらいできていません。それでも4日後には絶対に開業するわけで、出来上がりをイメージしながらどこにどんな植物を置くか決めていきます。このあたりはやはりロングライフで鍛えられているお二人。的確に決めていく姿はさすが!

それにしても建物の中はシンナーの匂いと削りかすなどの埃がすごく長時間いると頭が痛くなってきます。シンナー散布の風下にいて吸いまくった石垣君、体を大切にしてください。明日は必ずマスクを買うべし!
午後には実際に花卉市場へ。最後には市場のおじさんに現場に来てもらって最終確認。何とか決まって本日の仕事は終了です。