‘2011年6月~7月ロケ’ カテゴリーのアーカイブ

6月30日

2011年6月30日 木曜日

今年はホテルがいいので朝食が楽しみ!種類が豊富なバイキングでたっぷり食べた後は、今回のメイン取材先である新華錦ロングライフの高級有料老人ホームの視察です。
まずは、新華錦の事務所へ。会議の様子を撮影した後、張総経理のインタビュー。中国の深刻な高齢化の現状や日本の老人向けサービスについての印象などをお聞きしました。

さて、昨日泥酔し増田カメラマンに大迷惑をかけた音声石垣氏。夜があけても全くダメ!
今回のロケの一番大事な日だというのにガンマイク(よく見る長〜い棒のようなマイクです)を持っているのが精一杯で苦しい表情を浮かべながらフラフラしています。あげく金さんには「死人!」と呼ばれる始末・・・。

午後、いよいよ老人ホーム建設現場へ。建物の外観はほぼ出来上がっていますが、周辺の整備がまだまだのようです。中に入れてもらうと内装はかなりできていて、まるで高級ホテルのような雰囲気を醸し出しています。内装の現場責任者も来て張総経理らと共にチェック。「テーブルの角が危ないから丸くして」「テレビの位置は目線より下位置にして」など細かい修正が加えられていきます。本当にここはあの大雑把な中国?というぐらいの細かさに張総経理以下、社員たちの思いが伝わってきます。1階にはプールの予定地もあり施設の充実ぶりは日本と比べてもひけをとらないのでは?と思うほど。10月のオープン時にはどのようになっているのか楽しみです。

この日も夜はやはり海鮮。食材を自分で選んで調理してもらう方式で、なんとサンショウウオまで!まあめずらしいだけで食べたいとは思いませんが・・・そして未だに復活しない石垣君、今日は酒抜きです。

6月29日

2011年6月29日 水曜日

朝6時半集合、全家(ファミリーマート)で旅の食料を買い込みいざ出陣!今日は上海から青島まで1000キロを車で走り抜けます。なぜ飛行機じゃないの?理由は昨日も書いたキーマン、運転手のM氏。実は今回の取材先の1つが彼の出身地なのです。中国は人脈社会。うまく人脈さえつかめれば日本では「ちょっと無理かな。。。」というところでも撮影できたりします。
特に今回はロケハンで、田舎の普通の老人ホームの撮影許可をもらうという重要な出張。政府にまともに申請しても一般の老人ホームを撮らせてくれることはまず不可能。
なので彼の人脈をたよりに行くことにしました。とはいえただ紹介してというのも悪いので、彼の車を利用して儲けさせてあげることにしたのです。

いざ出発!新しくできた橋を通って長江(揚子江)を渡り、ひたすら北上。途中何度かトイレ休憩しますが6月なのにめちゃくちゃ暑い。

水飲み場では名物、裸のおっさんたちがゴシゴシ体を洗ってます。私達の車はちょっと古いようで、冷却水の減りが早い早い。M氏と交代運転手が一生懸命水を入れたりしています。まだまだ先は長いが大丈夫なのか??
そんな心配をよそに、いたずらばかりするコーディネーター。。。
そんなこんなで午後5時頃、10時間かかって青島に到着しました。まずはホテルにチェックイン。ロングライフと提携した山東省の大企業グループ(グループ企業132社)新華錦集団の経営する麗晶大酒店というきれいなホテルです。
何とトイレはウォシュレット、中国で初めて見ました。早速、合弁会社新華錦ロングライフの張言松総経理(社長)にご挨拶に行くとそのまま宴会に突入しました。

青島は海に面しているだけあって海鮮料理がメイン。きょうの宴会は海鮮料理の店です。
店に入ると・・・なぜかアザラシ君がお出迎え!! こんな狭いプールで精一杯愛嬌を降りまいています。えさも売っていて手渡しで食べさせることができます。う~んこれは日本では見たことがない客寄せだ(中国でも見たことないが)。

さて張総経理と沈方毅主任が用意してくれたのは、これまた新華錦の白酒!アルコール度数は70%?!!! これまで数々の白酒地獄を見てきましたが新疆ウイグル自治区の52度。四川省の60度を軽く超える度数。嫌な予感は的中・・・
取材班のアルコール担当秋田出身の酒豪石垣君。調子良く飲んでいます。私は旅の疲れもあり3杯一気飲みで睡眠モードに。その後も石垣氏は紹興酒、白酒をチャンポンで一気し泥酔(私は寝ていてわかりませんが)。場は盛り上がって終了したそうです。

その後のことは・・・増田カメラマンの話です。

※増田CAMの証言

何とかホテルまで連れて行って部屋に押し込んだんですが、30分ぐらいして何か胸騒ぎがするので見に行くと、石垣が部屋から出て廊下で寝ていました。部屋は鍵がかかってしまって入れないので仕方なく自分の部屋まで引きずっていったんです。しかし、夜中に起きてはトイレに行き、吐いたり○○したりで僕は一晩中眠れませんでした。後始末が本当に大変でしたよ!(怒)

ということです。酒が全く飲めない増田カメラマンは5年連続で酔っぱらいの介抱。もはや手慣れたもんです。

6月28日

2011年6月28日 火曜日

いろいろあって、シリーズ5回目で最も遅いロケハンがスタート。第2章、3章、4章と一緒にやってきた児島記者が、テレビ東京の上海支局に赴任が決まり今回は離脱。
とりあえず今回は私と毎度おなじみの増田カメラマン、音声石垣氏とともにまずは上海へと向かいました。4ヶ月ぶりの上海、なぜかほっとします。

出迎えてくれたのはこれまたおなじみのコーディネーター金暁慶さん。相変わらずでかい!そして今回のロケのキーマン、中国人運転手のM氏。なぜキーマンなのかは追々書くとして,まずは「ホテル168」(1泊168元=2100円が売りのホテルチェーンだが徐々に値上がりしていて今回は238元)にチェックインして、繁華街へ。

まずは弊社「たかじんNOマネー」で7月16日に中国特集をするため街頭インタビューを敢行。「日本人と中国人どっちが金持ち?」「どっちが賢い?」などの質問を金さんに頼んでやってもらいましたが、上海では滅多に見かけない大男がいきなり「ちょっといいですか?」とやさしく声をかけると、街の人々は恐怖で一瞬凍りついてしまいます。
しかしそのせいか普段なかなか答えてくれない上海人が60%の高確率で立ち止まってくれました。その後上海支局に寄ってテープの翻訳と郵送をお願いしました。もう、明日には大阪にテープが届くのです。

夜は上海政府関係者との会食。ちょっと高級な中華料理店ですが、写真のようにそれぞれの前に箸が白黒2セットおいてあります。聞くと1つは食べる箸、1つは取り箸とのこと。自分の箸で取って他人にあげることが親密さの証である中国ですが、一部とはいえ文化にも変化が起きていました。青島ビールを飲んでこの日は終了。明日から壮大な車の旅が始まります。