11月8日

2011年11月8日 by 綱沢 啓芳

朝5時起き、6時出発。私の体調はさらに悪化していますが今日は後半のキーとなるロケなのでそんなことは言っていられません。早速老人ホームへ、朝食が7時なので朝食の準備シーンから撮影するためです。西にやってきたので日の出が少し遅くなりまだ真っ暗です。
朝食シーン撮影後は私達も朝食、近くの店で食べた羊スープが最高に美味しい。悪寒が少しおさまりました。
戻ると、調理人のおじさんが市場に羊肉を買いにいくところだったので同行しました。
今日は立冬、ということで老人ホームでも寒さに負けないようにとこの日は羊スープをみんなに振る舞う事になっていたのです。昼ご飯に出された羊肉たっぷりのスープ。いつもより豪華な食事にお年寄りたちも大喜びの様子です。

午前中の撮影を終え、院長夫妻と一緒に食事へ。ここでもやはり白酒登場。私はあまりのしんどさに最初からパス。金さんががんばって飲んでいましたが、昨夜も飲み過ぎているためかかなりつらそうな表情、老人ホームに戻るとお休みモードに・・・ 

午後はずっとホーム内で撮影です。入居している親を訪ねて娘が2組やってきました。驚いたのはどちらも親が自分たちと住むよりここの方がいいと言っているとのこと。出稼ぎ先の子どもたちと住むと生活は豊かでしょうが、皆忙しくて老人にあまり関われないのが現状のようで、それよりここで自由にたくさんの友人たちとしゃべったりするほうが楽しいのだと・・・
実際、みんなゲームをしたり音楽を演奏したり、おしゃべりしたりと楽しそうです。
望んで入居している老人たちというのは取材前に考えていたのとは正反対でこれは衝撃的でした。
ただ、やはり病気になる人も多いようで院内の病院の先生は大忙し。注射をしたり、薬を飲ませたり、自分で症状を言えない人やお金がかかるのをいやがって言わない人もいるそうで、そういうお年寄りを発見して手当もしなければなりません。大変そうです。
最後に石院長にインタビューして終了しました。

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