2011年10月29日 のアーカイブ

10月29日

2011年10月29日 土曜日

今回は6〜7月にかけて行ったのと同じルートを通ります。いつもの増田カメラマン、音声石垣君とともに上海へ。空港の機材通関、何回来ても来るたびに対応が違います。いつも通り機材リストを出すと「他に申請書のようなものはありませんか?」と担当者。「ありません」と答えると何やら相談を始めました。結局担保金を置いて出たのですがいつもは厳重に封筒に入れられる書類が今回は裸のままホッチキスでとめられています。毎回対応が違うのです。ここで約30分、早く統一してもらいたいものです・・・。
ようやく通関すると、いつものように金さん、その横に去年まで一緒にこの番組をやっていた現上海特派員の児島記者の姿が。実は今回の上海ロケの下見を先週頼んでいたこともあり「土日は休みなので」と同行してくれることになったのです。初めて第2章で内モンゴルに行った時のことを考えるとずいぶん逞しくなったものです。懐かしいメンバーで向かったのは上海の中心地の大通りから少し入ったところにある長屋のような住宅街です。
中国の中でも最も高齢化が進んでいる上海では親と一緒に住む子どもが減り続けていると言います。実際どうなのかインタビューして確認するのが目的です。そこに住んでいる
81歳のおばあさんに出会いました。50年前にご主人をなくされてからずっとここにすんでいるそうです。子どもは3人いますが独り暮らしです。それでも2週間に1度ぐらいは子どもが訪ねてくるということなのでまだ幸せな方かもしれません。それ以外にも何人かに話を聞いてみましたがほとんどが独居か夫婦だけで住んでいます。急発展による生活習慣の急激な変化が一緒に住むことの障壁になっているのかもしれません。

天気が悪く雨模様になってきたので明日本格的にロケをすることにして引き上げました。
夜、こちらもなつかしい翻訳の姜さんをよんで一緒に食事。第1章では新疆ウイグルに通訳としていってもらいそれ以降この番組の翻訳を一手に引き受けています。今年から上海に戻っているので私達が会うのは久しぶり。ハロウィンの仮装パーティを抜け出してきたとの事で、ピンクの角付き。43歳の増田カメラマンも借りてご満悦!金さんが何故か持ってきた例の青島のアルコール度数70度の白酒を少し飲みつつおいしい食事を堪能しました。