円安を追い風に多くの外国人が日本を訪れる中、いま大阪の中心部に高級ホテルが相次いで開業しています。
梅田エリア最高峰の高層ビルに1日開業したのはカナダの超高級ホテルブランド「フォーシーズンズ」のホテルです。国内4軒目、大阪には初進出となります。客室は175室で、そのうち21室は畳を敷いた旅館風の特別室。1部屋しかないスイートルームには外国人でもくつろげるよう、掘りごたつ式のダイニングテーブルを設置しています。
36階には大阪城を見下ろせる巨大プール。また、1階には宿泊客以外も利用できるベーカリーショップが出店、一押しはこちらのブリオッシュです。
【記者】「トリュフの香りがして、とてもおいしいです」
宿泊料金は1泊10万円からと高額ですが、円安を背景に北米を中心とした外国人観光客を狙います。
大阪の宿泊施設をめぐっては、7月31日ヒルトンの最高級ホテルが梅田にオープンするなど市内で高級ホテルが次々に開業。2025年開幕する万博や2030年のIR=カジノを含む統合型リゾート開業を見すえ、富裕層を取り込もうという動きが加速していて、このホテルもチャンスと捉えています。
【フォーシーズンズホテル大阪総支配人】「大阪は今後も成長していくマーケット。万博をきっかけに来てもらい、このホテルを拠点に奈良や京都や神戸に足を運べる。また、大阪の魅力を発見するきっかけにしてほしい」