いまだに耳によみがえってくる…大阪市内に模擬原爆が投下 79年目の追悼

太平洋戦争末期の1945年7月、大阪市内に爆弾が投下されました。その名は「模擬原爆」です。

【黙祷】   
東住吉区「恩楽寺」。79年前の26日、現在の田辺小学校付近に投下された模擬原爆で犠牲となった人々をしのぶ、追悼式が行われました。

この爆撃で7人が死亡、73人が重軽傷を負いました。模擬原爆は広島・長崎に落とされた原子爆弾の投下訓練に使われ、大阪のほか全国各地に49発が落とされ、400人以上が死亡したとされています。

こちらは、8月9日に長崎に落とされた原爆とほぼ同じ重さと形の模型で、大津市の歴史博物館が復元したものです。中には爆薬が詰められていたということです。
 
「扉一つ隔てた隣の部屋に爆弾が落ちてきた。あの音には驚いて、いまだに耳によみがえってくる」        

龍野繁子さん99歳。ことしも追悼式に出席し、あの日の思いを伝えてくれました。

「戦争中は楽しいことなんてなかった。空を見上げてきょうも爆弾が落ちてこなかったと…そんな毎日を過ごしていた」          

そして…「本当の平和は、今の生活が続くこと…」  
日本はもうすぐ79回目の終戦の日を迎えます。

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