小林製薬の小林一雅会長と小林章浩社長が紅麹成分入りのサプリメントを巡る健康被害の対応への遅れを責任を取り、辞任すると発表しました。
小林製薬は、紅麹成分入りのサプリメントの健康被害を今年1月に把握。しかし、国や自治体への報告が遅れ、これまでにサプリ摂取との因果関係を調査している死亡疑い事例は101人に及んでいます。この問題を受け、23日開かれた取締役会で小林一雅会長が特別顧問に、小林章浩社長が代表権のない取締役に退く人事案が承認されました。章浩氏は、引き続き一連の対応に専従することになります。後任の社長には、山根聡専務が就任し、小林製薬では初めて創業家出身以外の経営トップとなります。