町工場の深刻な人手不足問題。近い未来にロボットが解決してくれるかもしれません。
東大阪市では全国初となるある実験が行われました。それは…荷物なしで動き回るロボ、中に物を入れて運ぶ箱型ロボットを使った実験です。宮崎の企業が開発したもので、これまでに重さ50キロまでのお弁当や飲料水などを安全に運んだ実績があります。今回運ぶのは…その倍の重さ、100キロのネジ。かなり重いものをのせて公道を走り安全に届けられるか実験します。
【サンコーインダストリー社長】 「このエリアでは小口の配送が頻繁にある、この1キロメートル圏内の配送を自動化するのはメリットがある」
重い荷物と大きな期待をのせて、いざ出発!180メートル先の加工工場にネジを納品する想定です。順調に進むロボット。大人が早歩きするくらいのスピードが出ます。前に障害物が現れるとレーザーで感知し、停止します。ガタガタの道も…傾斜10度まで耐えられる設計で難なくクリア。無事に納品することができました。
【工場担当者】 「こうやってロボットに来てもらったら作業効率がよくなるし、人手が少ない分助けてもらえる」