兵庫県の斎藤知事が再び記者会見に臨み、一連のパワハラ疑惑について答えました。また、県議会側の調査にも動きがあったようです。県庁前から中継です。
斎藤知事にパワハラなどの疑惑があるとして文書を配り、その後懲戒処分を受けた元西播磨県民局長の男性は今月7日に死亡していることがわかりました。この疑惑と問題をめぐり、16日は午後1時から斎藤知事が出席する記者会見が開かれました。パワハラ疑惑や進退について記者の質問が及ぶと、先週の会見と同様に、あらためて続投の意思を示しました。
【斎藤知事】「私自身も詳細を承知していないので現時点で自分の記憶などが回答できない。職員との信頼関係を再構築し県政を立て直していくこと、知事としての責任の果たし方」
また16日は午後1時半から、兵庫県議会が設置した百条委員会、つまり特別調査委員会が、理事会を開きました。理事会で話し合われたのは、死亡した元県西播磨県民局長の男性が用意した、知事のパワハラ疑惑に関する音声データや陳述書の取り扱いについてです。男性の遺族は、男性が残した音声データや陳述書を百条委員会に提出していました。
16日の理事会のあと、奥谷謙一委員長は報道陣の取材に応じ、音声データなどを資料として採用するかどうかなどについて、7月19日の百条委員会で判断する考えを明らかにしました。
【奥谷謙一委員長】「次回の委員会で元幹部職員作成の資料を採用するかをはかる」
死亡した元局長が残した音声データや陳述書が今後の百条委員会による調査にどのような影響を与えるのか注目されます。
