NTTの研究開発部門が「コミュニケーション」に関する研究成果を発表する展示会が開かれています。今問題となっている接客業への嫌がらせ「カスハラ」の解決策の一つになるかもしれません。
24日から3日間行われている研究発表会。講演や展示、また実際に研究を体感できるおよそ20のブースが設置されています。
これはスマートフォンを手や足に装着し、一定の動きでぐるぐる回して手足の動きの「ばらつき」を測定するものです。
【担当者】「左の方が(回すのが)上手」【アナウンサー】「左利きなんです」
今後はスポーツごとのトレーニング効果の確認やリハビリの運動が機能しているかなど、回復過程の把握にも役立つといいます。
さらにはこんなブースも。
(女性アナウンサーがマイクに向かって「やさしいニュースです」と話すと、男性の声で話しているようにスピーカーから音声が流れる)
事前に発した(女性の)声を聞き取ると、瞬時に男性の声に変換されました。
【アナウンサー】「声が変わることによって期待できることは?」
【NTTコミュニケーション科学基礎研究所担当者】「相手の声を聞き取りやすい声に変換することで、円滑なコミュニケーションが実現できる」
他にもこんな声が!(かわいいキャラクターの声に変換)およそ1000種類の音声に変換することもできるということです。
【NTTコミュニケーション科学基礎研究所担当者】「将来的にはカスハラ対策で、お客さんの怒った声をやさしい声に変換してコールセンターなどのストレスを減らすことなどできれば」
【NTTコミュニケーション科学基礎研究所所長】「人間とコンピュータが共存して、よりよい世界・社会を作っていくことに貢献できれば」