【福知山線脱線事故から19年】 企業の刑事責任問える仕組みを求め遺族ら署名活動

107人が死亡したJR福知山線の脱線事故から25日で19年です。兵庫県・尼崎市の事故現場で追悼慰霊式が行われました。
(車内アナウンス)「本日で福知山線列車事故から19年をむかえます。お亡くなりになられたお客様のご冥福をお祈り申し上げます」

19年前の25日発生したJR福知山線の事故。大阪に向かう快速電車が制限速度を超えた状態でカーブに入り、脱線してマンションに衝突。乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負いました。25日尼崎市の現場では事故が起きた午前9時18分ごろ、快速電車が速度を落としてカーブを通過。線路沿いでは手を合わせる人の姿も見られました。

また事故現場に整備された追悼施設「祈りの杜」で慰霊式が行われ、遺族のほか、JR西日本の幹部などが参列し追悼の祈りを捧げました。
【JR西日本長谷川社長】「しっかりとこの事故の引き起こしたことの深い反省をするとともに、これからも安全をしっかり築き上げていかなければならない」

一方、現場に近いJR尼崎駅では、脱線事故の遺族やほかの事故の遺族で作るグループが、事故を起こした企業などに刑事責任を問えるようにする仕組みづくりを求め、署名活動を行いました。
【「組織罰を実現する会」代表の遺族】「娘の死を無駄にしたくない。運転士の責任があった場合に組織の責任を問える(ようにしたい)。そうすることで会社も安全対策をやらなあかん、ケチったらあかん、(経営陣が)われわれクビになる、となって対策に費用をかけることを願っている」

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