ダイハツ竜王工場再開に地元はひとまず安堵 新たな「下請け問題」も

【記者】「ダイハツの滋賀工場がおよそ3ヶ月ぶりに一部生産を再開しました」

認証試験での不正発覚により、2023年12月に国内での車の生産をすべて停止したダイハツ工業。18日、国内で最大級、およそ5000人の従業員がいる「滋賀工場」で、ダイハツの「ロッキー」、トヨタ「ライズ」、SUBARU「レックス」の3車種の生産を再開しました。これを受けて、滋賀県・三日月知事は。
【滋賀県・三日月知事】「県内の事業者でも大きく注文が減る、また福祉作業所などでも仕事がなくなるということが出ていた。順次生産の再開を受けて、少しずつ緩和されているのではと思っている。なお一部の事業者にしわ寄せが出ているとすれば、そういったことがないようにしていくことも重要。もう少し注視していく必要がある」

また工場の地元、竜王町の西田秀治町長は。
【竜王町 西田秀治町長】「ダイハツ工業の固定資産税と法人町民税は(竜王町の税収の)3~4割。そのうち法人町民税は2億5000万円が0に。2年間は0で想定している」
竜王町では2021年、第2子、第3子を出産した家庭向けに、3年間、ダイハツ車を無償提供する子育て支援をスタート。それが今回の不正で中止となっていましたが。【竜王町 西田秀治町長】「(車の無償提供は)復活してもらえると思う、まだ検討中だが。税収・雇用の面でお世話になってきた、意思疎通をしながら、ウィンウィンに」

工場はこのほか、京都と九州でも2024年2月一部生産を再開。一方、大阪・池田市の本社工場は再開の見通しが立っていません。さらに18日、新たな問題も。公正取引委員会がダイハツに対し、「人件費などのコスト上昇分を取引価格に上乗せする価格転嫁を巡り、下請け業者と協議せずに据え置くなどした」として、社名を公表する措置をとっていました。これを受けダイハツは18日、「真摯に受け止め、より一層積極的に取引先と協議する」とのコメントを発表しています。

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