春を告げる「お水取り」たいまつを東大寺に運ぶツアー 大雨の中80人参加

【ほら貝の音】
ここは三重県名張市。およそ80人の大行列が背負っているのはヒノキです。このヒノキ、どこに運ぶかというと。
【近畿日本鉄道 原恭社長】「東大寺の修二会に向けて行われる。この地が大きな役割を担っていることを広く知ってもらいたい」

このたいまつは古都・奈良の伝統行事「お水取り」で使われるもの。鎌倉時代からこの地で取れた木も献上しています。昔は名張市から奈良県の東大寺までを歩いて10時間かけて運んでいましたが、今回はたいまつと一緒に電車で東大寺をめざす初のツアーを開催。たいまつは80人のツアー客など一緒に奈良をめざします。
【ツアー参加者】「たいまつと一緒に電車に乗れることなんて生涯ないでしょう。たいまつを担がせていただきたいな」

たいまつを乗せた電車は奈良に到着。しかし、ここからが試練。大雨の中、およそ35キロのひのきの束を参加者が交代で持って東大寺へ。
【たいまつを担ぐツアー参加者】「いま私1人で持ってる?意外にいけるかも」
奈良公園の鹿たちも見守る中、一行は無事東大寺に到着しました。
お水取りは13日未明まで行われますが、12日運ばれたたいまつは、2025年使われるということです。

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