無印良品で防災意識高める…身の回りにあるモノを防災用品に転用するには

大阪・梅田の無印良品の店舗でも防災イベントが行われました。
【イベントの参加者の会話】「こんな感じのもうちょっとしっかりしたもの、座れそうなものってありますかね」
探しているのは一体?
【イベントの参加者】「これ(バケツ)にたぶん(バッグを)入れて、新聞紙を敷いて、ビニール袋をセットしたら簡易トイレになるんじゃないかと」

店舗にある普段づかいの商品を、防災グッズとしてとらえてみるという試み。追手門学院大学の教員と学生が企画しました。
【追手門学院大学田中正人教授】「今ここでぐらっときたらどうするかというと、机の下にもぐるとか(対処が)ありますよね。でも机は本来物を書いたり並べたりするもの。しかし地震のときはシェルターになりうる。それに気が付くことが第1歩になるんじゃないかと思う」

こちらの参加者はボトルを選びました。
【参加者】「一番手元にあるかなと(考えて)、飲み物も入れられることと避難所で水を汲みに行くときも手軽に持っていける。逃げないといけない時に小物を入れてこれだけ持って逃げればいい」

無印良品では能登半島地震が発生して以来、災害の備えをまとめた商品の売り上げが2023年の2倍近くに伸びるなど、関心が高まっています。しかし。
【追手門学院大学田中正人教授】「災害が繰り返される中で、瞬間的には防災の意識は高まると思うが、時間がたつとだんだんと意識が薄れていくということが繰り返されている。災害現象が特別なことではなく、日常の中にあるものだと意識を変えていく必要があると思う」

ワークショップでは皆でアイデアを共有。いつおこるか分からないのが災害。いつもの物で備え、生き抜く意識が必要です。

「やさしいニュース」毎週月~金 午後4時29分放送
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