再起への誓いを果たせるでしょうか?認証試験の不正により車の生産をすべて停止していたダイハツ工業は12日、生産を一部再開しました。
【ダイハツ工業コーポレート統括本部部長】「お客様をはじめ多くのステークホルダーさまにご迷惑をかけたこと、深くお詫び申し上げます」
京都府大山崎町にある京都工場で12日生産を再開したのは、国が出荷停止の指示を解除した2つの車種、親会社トヨタ自動車ブランドの「プロボックス」とマツダブランドの「ファミリアバン」です。2023年12月の停止以来およそ1ヵ月半ぶりの生産再開。勤続30年という男性は。
【工場従業員】「お待ちいただいている客様もいると思うので、しっかりした車が届けられれば。我々のしたことなのでしようがないが、これからはしっかりやっていきたい」
【ダイハツ工業コーポレート統括本部部長】「改善を繰り返し、何か足りないことがあったらさらに付け加えてでも今後継続的に取り組むという思いで進めたい」
ここは、ダイハツの正規ディーラー。この1か月半をどう過ごしてきたのでしょうか。
【大阪ダイハツ販売池田店店長】「お客様の対応。既存乗っておられるお客様に連絡をさせていただいている」
時には、客からのクレームの矢面に立つ販売店。
【大阪ダイハツ販売池田店店長】「不正をしていたに乗りたくないという厳しい声も、納期が不明ということでそのままキャンセルのお客さんもいた」
一方、従業員からは給与が支払われるか不安な声も上がったそうです。内からも外からもプレッシャーがかかるなか、こんなことも。
【ダイハツユーザー】「次もダイハツで別の車種でお願いしようと思っている」
【大阪ダイハツ販売池田店店長】「工場の再開は明るいニュースだが、これから信頼を取り戻すことが重要」