2月3日節分 ぜいたく恵方巻人気の一方、国産ノリ不漁 食品ロスへの意識も

2月3日節分 ぜいたく恵方巻人気の一方、国産ノリ不漁 食品ロスへの意識も (24/02/02 16:30)
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      節分のお楽しみ、恵方巻がピンチです。国産海苔を使った巻き寿司が幻の品となりそうです。

      3日の節分を前に大丸心斎橋店で始まった恵方巻の販売。食品売り場では1本1000円ほどのものから、キャビアやいくらがふんだんに使われた1本1万円のものまで、およそ40種類以上の恵方巻が並びます。

      【魚くみ大丸心斎橋店副店長】「3000本以上の巻き寿司が巻けるように準備してます。中身がめちゃくちゃ入っててごはんが少ないのがうちの巻き寿司の特徴」
      中でも今年は本数限定で贅沢な恵方巻を準備したということで。
      【魚くみ大丸心斎橋店副店長】「大トロ中とろ赤身全部マグロを使って巻いてます」
      【記者】「マグロをぜいたくに使った恵方巻です、いただきます!マグロの旨みが口いっぱいに広がります」
      さまざまなモノの値段が上がる中、恵方巻の値段は2023年と比べて上がっているんでしょうか。
      【魚売り場副店長】「自分たちで吸収できる部分もあるのと、1年に1回のイベントなので今年は(去年とくらべて)据え置きがほとんど」

      実は今、巻きずしの材料、国産ノリが奪い合いの状況になっています。
      【ニコニコのり発表会】「毎日、全国の入札会に行って、ちょっとでも原料をかき集めないと全然足りない状況。みんな買いが殺到してえらい金額になっている」

      国産ノリの不作が続いたことで各社在庫が切れ、値段が上がっていると言います。
      【ニコニコのり社長】「今年の節分の提案させていただいているノリも当然2年前3年前より値段はあがっている、日本のノリが幻になってしまうのではないかという危機感を持っている」

      生産現場はどうなっているのでしょうか。
      【名倉水産】「遅いねん。なんか伸びひんねん。色はまあまあ黒いねんけど伸びが全然悪い。水温の下がりが年々遅くなってる、温暖化いうんかな、ノリ(養殖)の期間が短くなってきてる、とる期間が」

      さらに海水温が高いことで魚にも狙われやすくなっているといいます。
      【名倉水産】「この新芽いうんやけど、一番摘みのノリはうまいと思うねん。鳥は上から魚は下から。今は大変ですわ」
      国産ノリの恵方巻は、まさに幻の品となりつつあります。

      恵方巻に欠かせない材料が高騰する中、こちらのスーパーでは。
      【サンプラザ三宅店店長】「こちらデジタルを利用した予約の画面になっております」
      売れ残りを減らすためネット予約を導入したり、
      【サンプラザ三宅店店長】「食べきりのハーフサイズ、こちらの販売にも取り組んでいます」

      1人でも食べきれるサイズの恵方巻を販売したりするなど、食品ロスの削減に取り組んでいます。工場の中を見せてもらうと。

      【サンエッセン統括部長】「事前の予約と計画の数字を出して、それに合わせた原料をしっかり用意して材料を残すことなく無駄なく巻き切るという作業をしています」

      また自社工場にも、売れ行き予想に応じて食材を無駄にせず製造するラインを設けたといいます。この工場では作り置きはせず、節分当日に1万本近い”巻きたて”を出荷するとしています。
      【サンエッセン統括部長】「安心安全を追求して、より鮮度の良いものをお届けしたい」

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