安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告が奈良地裁で行われた公判前整理手続に初めて出席しました。
【記者】「山上被告を乗せたクルマが奈良地裁に到着しました。公判前整理手続きに出席するものとみられます」
2022年7月、奈良市で演説中だった安倍晋三元総理を銃撃し殺害したとして、殺人などの罪に問われている山上徹也被告。23日午前、奈良地裁で2回目の公判前整理手続が行われ、山上被告本人が初めて出席しました。
地裁などによりますと、手続では裁判官と検察官、弁護人らがおよそ30分間かけ争点や証拠の整理などをしたということです。山上被告の公判前整理手続への出席をめぐっては、2023年の1回目の手続にも本人が出席する見通しでしたが、当日、奈良地裁に不審なダンボール箱が届き、来庁舎や職員が外に避難する騒ぎに。
結局、この1回目の手続には山上被告は現れませんでした。
一方、23日の地裁は厳戒態勢です。出入り口で金属探知機を使った手荷物検査が行われるなど厳しいセキュリティが敷かれました。次回の手続の日程は決まっていないということです。