SNSで人気家具ショップ「LOWYA」実店舗を大阪にオープン ネットとリアルの二刀流?

様々な業界で広がっている「二刀流」。人気のインテリアブランドもその販売方法をガラッと変え、満を持して大阪に初出店です。

【記者】「これまでネットでの販売しか行っていなかった家具のブランドが、ネットから飛び出して大阪に実店舗をオープンします」

いま人気の「LOWYA」ご存じですか?おしゃれなデザインや機能性、さらに価格の手ごろさで注目を集め、雑貨から大型家具まで4000点以上を取り扱っています。最近の流行を狙ったこんな家具も。
【記者】「こちらは推し活に特化した家具です。中を開けるとタオルをかける場所やうちわの収納、さらにペンライトを置くスペースまであります」
ブランドの人気に火をつけたのがSNSです。こちらの商品を紹介する動画を投稿すると900万回以上も再生されました。

【LOWYA運営企業社長】「社内の推し活好きが集まって、こういうものがあったらいいよねと言うことで(商品開発が)始まった。SNSは生活に欠かせないものになっていて知らないうちにたくさんの情報がインプットされる、その後の消費行動は変わると思う」

さまざまな人の目に触れるため広告にもなり、ニーズの調査にも活用出来るといいます。こちらの鏡が登場するテーブルもSNSで反響があったもの。さらに。
【社長】「値段が上がりすぎると消費者にとって求めやすい価格とは言えない。バランスをとって製造企画を自社でやる。デザイン・低価格・機能性をベースに置きながら商品開発に生かしている」
2004年から事業を開始。19年にわたり、ネット販売のみで勝負してきたこの会社が今年に入り初めてリアル店舗を出した理由は。
【社長】「昔から家具という特性上、実物を見たいと言われ続けてきた。ニーズに応えるべくリアル店とネットを行き来するスタイルに2023年からやっていこうと決断した」
福岡に続く国内2店舗目を16日なんばにオープンし、2024年には名古屋への出店も決定。今後も店舗数を拡大していきたい狙いです。

一方こんな店も。大阪・阿倍野区にあるインテリアショップ、ではなく、カフェ?お昼時はほぼ女性客で満席です。
【来店客】「一人暮らしや結婚したらこういうので揃えたい」「こういうのを買えるおうちに住みたい」

店内をよく見ると、椅子や照明、ソファーに商品タグがついたままです。実はここ、インテリアショップを兼ねているのです。建物は著名な建築家の作品。らせん階段を登ると2階はショールームになっています。

【友安製作所担当者】「もともと町工場で鉄の加工や木工も得意としている」
この店を運営するのは八尾市に工場を持つ創業1963年の友安製作所。2004年からインターネットで自社製作や輸入の家具などを販売してきました。
【友安製作所担当者】「いま一番新しくて売れているのが…一見ごみ箱、後ろにほうきがついていて(ほうきを)取って(箱を)寝かすとちり取りになる」

2015年から東京と大阪でショップを兼ねたカフェを始めました。そのわけは?
【友安製作所担当者】「インターネットはいろんな商品が見られるのでどうしても安いものにいきがちだったりするが、(実店舗をオープンしたことで)空間や会社やブランド自体を好きになってくれる客が増えた」
【来店客】「おしゃれ、いい雰囲気」「前から気になっていた」「2階も見に行きたい」
カフェも好評で売り上げもおよそ3倍に伸びたといいます。ネットと実店舗の二刀流で固定ファンが今後ますます増えそうです。

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