万博オランダパビリオン 完成は2024年中 総領事「関西の人は誇りを持って」

29日大阪市内で取材に応じたのはオランダのマーク・カウパース総領事。
【マーク・カウパース オランダ総領事】
「大屋根の上を歩くとパビリオンが見下ろせる、屋根が反射するので空の様子が映る」

オランダは自前で建設するタイプAのパビリオンで出展し、再生可能エネルギーを作る最新技術などを展示する予定です。海外パビリオンは着工の遅れが指摘されていますが、オランダはパビリオンの設計図も完成。進捗状況を聞くと明確なスケジュールが返ってきました。

【マーク・カウパース オランダ総領事】「オランダパビリオンは2024年3月に着工する。おそらく2024年の終わりまでには完成する」 「数か月は運営スタッフのトレーニングなどもしなくてはならないので間に合わせる」

前回のドバイ万博が1年延期されたことで大阪関西万博の準備期間が短縮。準備の忙しさにつながったそうですが、11月には博覧会協会へ出向き、パビリオンで使用する電気の供給量を増やせないか交渉するなど、パビリオンの中身についても着々と準備を進めています。

建設の目途はたったオランダ。ただ、次の課題があるようで。
【マーク・カウパース オランダ総領事】「課題をあげるとすれば(人員などの)不足。日本語を話すスタッフや警備員、清掃員なども必要。各国が同時にそれを求めるので、必要な人員が集められるかが課題」

建設費の増加など日本国内で万博に対する懸念が膨らんでいる今の状況を参加国としてどのように見ているのか聞くと。
【マーク・カウパース オランダ総領事】
「自分も日本に住んでいるので、物価の上昇を感じる。なので日本の人が8万博関連の)コストが増えるのを懸念していることも理解できる」「長い目で見ることが大切。日本にとって万博はすばらしい投資になると思う、すでにその兆候が出ている。これまでより多くのオランダの人たちが関西に来ていて新しい関係値を築こうとしている」「関西の人は誇りを持ってほしい。関西が持つ力や可能性を世界に伝えられる、すばらしい機会だから」

「やさしいニュース」毎週月~金 午後4時29分放送
やさしいニュース

毎週月~金 午後4時29分放送

「関西リーダー列伝」毎月最終日曜 午後2時放送
関西リーダー列伝

毎月最終日曜 午後2時放送

「ドキュメンタリー7」毎月最終土曜 午前11時放送
ドキュメンタリー7

毎月最終土曜 午前11時放送

テレビ大阪スポーツ
テレビ大阪スポーツ