京都アニメーション 放火殺人事件の裁判で 被害者遺族が 意見陳述を行い 「命をもって つぐなってほしい」と述べました。
【記者】 「青葉被告の裁判は今日被害者遺族らによる意見陳述が行われ、被害者遺族から青葉被告に対して涙ながらに極刑を求める場面もありました」
京都アニメーション第一スタジオにガソリンを撒いて放火し、36人を殺害したとして、殺人などの罪に問われている青葉真司被告の裁判が29日、京都地裁で開かれました。法廷では被害者遺族らによる意見陳述が行われ、事件当時作画などを担当していた女性社員の父親は、青葉被告に対し「命をもってつぐなってほしい、謝罪や反省を求めない。謝罪や反省で償える犯行でない」と述べました。さらに「涼宮ハルヒの憂鬱」などの作画監督を務めていた池田晶子さんの夫は 「青葉さんこちらを 向いてくれませんか」と呼びかけ、「あなたの行為で苦しい人生を歩まなければいけなくなった人が何十人も増えたことを 知って欲しい」 と涙ながらに 述べました。
被害者遺族らによる意見陳述は、30日以降も 行われる予定です。裁判は12月 結審する予定です。