改札口に「AI案内役アリサ」鉄道各社でAI導入 最新技術が駅業務を支える

鉄道の駅に最新のIT技術が続々と導入。利便性が高まっています。
奈良市内にある近鉄・学園前駅。改札で出迎えたのが
【AI案内役】「ご用件をお話しください」
【記者】「こちらの改札口には駅員さんはいらっしゃらないんですが、代わりにAIが案内してくれます」
モニター内にいるのはAI=人工知能を持つ案内役のアリサです。

【記者】「近鉄奈良まで行きたいんですけどどうすればいいですか」
【AIアリサ】「おすすめの経路はこちらになります」
乗り換えの案内をしてくれるだけでなく
【記者】「周辺の観光施設を教えてください」
【AIアリサ】「お望みの施設を選んでください」
観光案内なども行い、4カ国語に対応。一日の利用者数がおよそ4万4000人の学園前駅で、AIアリサは2023年8月から実証実験中です。AIの機能は駅の至る場面で活躍中。

別の駅では。
【近鉄 担当者】「白杖持った人や車いすのお客さんが改札を通るとAIが自動で検知をして、駅務室にいる係員に知らせる」

駅構内の天井に設置されたAIカメラが車いすユーザーなどを検知するとアラームが作動、駅員が補助できるように知らせます。さらに大阪・関西万博を見すえて、こんなものも駅に登場中。

【記者】「クレジットカードをあてると、電車に乗ることができます」
南海電鉄が国内で初めて採用したのは、タッチ決済可能なカードがあれば利用できる改札。23の駅にこの改札が設置されています。

【アメリカからの客】「(クレジット決済できると)便利だと思う。どこで切符を買うか知らない人もいるからね」
【南海 担当者】「インバウンド客は今以上に増える、大阪・関西万博に向けて対応駅を拡大をはかっていきたい」

関西の私鉄3社も2024年度末までに同様の改札をほぼ全駅に設置すると発表しました。最新技術は乗客の利便性に加え、多様な駅業務のサポートも担っています。

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