建設工事の遅れなど問題山積の中 万博参加国が「遠足」 何を思う?

15日まで行われていた万博の国際参加者会議。きょうは万博主催のエクスカーション日本語でいうところの「遠足」が行われました。遠足で覗かせた万博開催に向けた参加国の本音とは。

【アナウンサー】「担当者を乗せたバスが奈良の長谷寺にやってきました。これから境内をまわり日本文化を堪能します」

奈良の古刹で、説明を熱心に聞くのは万博に参加するアフリカや中東など12か国、17人の代表です。

【インド代表】「長谷寺は素晴らしい。399段のぼると聞いて驚いたが素晴らしい」

15日まで開かれていた万博の国際参加者会議。16日は開催地の理解を深めてもらうため関西各地へ15コースの遠足が用意されました。内容は多種多様。高野山でのスピリチュアル体験から、大阪の義足メーカーの視察、能の体験や京大発ベンチャーの企業訪問まであります。こちらは奈良県が主催の芸術復興がテーマの「遠足」。【ギニア代表】「(長谷寺は)美しく落ち着いていてとても素晴らしい、良い経験。ギニアの人をたくさん連れてきたい」

三輪素麺づくりのほかに午後からは仏像修復の現場に「遠足」。懸念されている建設工事の遅れについてはどう感じているのでしょうか。自国でパビリオンを建設する、いわゆるタイプAのインド代表は。
【アナウンサー】「開幕までに間に合いますか?」
【インド代表】「もちろん。デザイン建設会社も決まり順調」
日本側の懸念を一蹴しました。

一方、日本の猫ちゃんにメロメロになっているのは兵庫県の丹波篠山を回っている遠足組。タイプAを選択しているポーランドの代表は時間とのせめぎあいで日本側から「ある要請」があったことを明かしました。

【ポーランド】「短期間でパビリオンの完成を間に合わせるためにパビリオンのデザインをもっとシンプルにすべき日本側にと言われた。私たちの一番の敵は時間」

日本側からの要請も飛び出した今回の会議。みんなで輪になって万博開催を迎えることができるのか。これからは一層、各国との共創がカギとなりそうです。

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