2023年も暑かった夏。「汗」に悩まされた方もいるのではないでしょうか。そんな「汗」を効果的に抑える新たな研究が発表されました。化粧品メーカーの「マンダム」と大阪大学が共同で発表したのは「汗をかく仕組み」についての研究です。
【マンダム研究所 藤田招へい教授】「汗腺が汗をかくときに収縮する、ということを見つけた。収縮のキーになるギャップジャンクションを見つけ、そこを抑える成分を見つけた」
この研究から生薬甘草由来の成分「GMA」が汗を抑えることを新たに発見。これまでは制汗剤などで汗の出口にフタをすることで汗やにおいを抑えていましたが、このGMAを使うと汗が出る汗腺の機能が一時的に抑えられ、汗が出なくなるといいます。マンダムは2024年春を目標にこの技術を使って新たな制汗剤を開発したいとしています。