関西各地で続々リニューアルの大型商業施設 暮らしに直結を前面に!狙うは家族連れや女性客

いま、高槻阪急やららぽーと甲子園など、商業施設のリニューアルが関西で相次いでいます。気になるその背景事情とは。

1年半の改装工事を経てオープンしたのはJR高槻駅直結の阪急百貨店。名前は「高槻阪急スクエア」に変わり、およそ23億円を投じて売り場のおよそ6割を一新しました。

【記者】「今回力を入れたのが、子ども連れが楽しめる店づくりです。1階の中心には子供服売り場や大きな広場があります」

すべり台がある遊び場に、およそ300冊の絵本を読むスペースも。

【来店客】「ありがたいな、買い物もできるし」「児童センターに行かないとなかなか遊ばせられなかったので駅前にこういうところができたのは良かった」

阪急ブランドを活かした高級感ある店舗と、地域のショッピングモールらしい親しみやすいテナントが同居しているのが特徴。

【高槻阪急スクエア店長】「これまで(百貨店)ハレの日ニーズがシェアとしては大きかった。大阪には阪急、阪神、京都にも商業施設がある。高槻は日常の暮らしに役立てられる品ぞろえに大きく変えている」
この新装開店、実は時期にも狙いがあります。

【店長】「シーズンのスタート、秋が深まる中生活のシーンが変わる。ファッション・くらしの切り替わるタイミングでリニューアルの時期を10月と考えた」

関西ではこのところ、商業施設のリニューアルが相次いでいます。「なんばパークス」は7月に南のエリアが拡大し、ホテルなどが入居。さらに9月には兵庫の「西宮ガーデンズ」に飲食店や医療施設が入るプラス館が完成。ほかにも京都・大丸のレストランフロアや門真市のららぽーとなども2023年に入り、相次いでリニューアルやグランドオープンをしています。

こちらもこの秋、大規模リニューアル!2024年、開業20周年を迎える「三井ショッピングパークららぽーと甲子園」です。19店舗が8月から順次リニューアルを始めていて、6日も6店舗がオープン。

【三井不動産商業マネジメント 井上博文 所長】「ニーズの変化に対応すべく一度の来館でより多くの情報・商品に触れてほしいと思いリニューアルした」

こちらも「家族連れ」に人気のお店に力を入れています。

【記者】「ABCマートといえば所狭しと靴が積み上げられているイメージがありますが新店舗ではトレンドの靴のほかにファッション系の商品を数多く集めています」

販売エリアを拡大したのが「ガチャガチャの森」です。最近は家族連れだけでなくなんと女性客も多いそうで。

【来店女性】「あと1個でコンプリートなんですけど、きょうちょっと無理そう」「地位川とスプレー缶、実際にあるものが好き」

ガチャガチャの市場規模は2021年は450億円、2022年は610億円と年々、拡大傾向です。

【ルルアーク店長】「女性をメインターゲットにしていて白を基調としたシックなイメージにしている。ディズニーやサンリオ、お菓子を前に出して女性の入りやすい雰囲気をつくっている」

コロナも一段落し猛暑も去って人の動きが活発になる中、商業施設の相次ぐリニューアル。関西経済を盛り上げる追い風となるでしょうか。

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