2023年12月で廃止となる金剛バスをめぐり地元自治体は今後の対応を話し合う初めての協議会を開催しました。
【金剛バス社長】「損益の不足や最も大きな要因は従業員不足。廃止になったことに対して、ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ありません」
会議の冒頭頭を下げる金剛バスの社長。
金剛バスは富田林市など4つの市町村を中心に14路線を運行。1日およそ2600人が利用していますが運転手不足や利用者の減少などのため12月20日で全路線の廃止を決めました。
【利用者】「日常の足やから困る」「買い物行ったり、高齢者が多いから病院へ行ったり大変困る」
この決定に地元自治体も頭を抱えています。
【太子町長】「町内の身近な足、あらゆる場面で使ってもらっている、緊急事態と捉えている」
近畿運輸局や4つの市町村、バス事業者などはきょう代わりの交通手段を話し合う協議会を初開催。地元自治体が運行費用などを出し合い近鉄バスと南海バスの2社にコミュニティバスの運行を委託する案が提案されました。但し全ての路線の維持は難しく乗客の多い5つの路線を優先。それ以外については自家用車を使った輸送や乗合タクシーなど別の交通サービスの活用も検討するということです。