【再現】「SNSで年齢不問の仕事を探していたら、メッセージで日当10万円の高額バイトの案内が届いて興味がわいてこれに応募しました」
また闇バイトで逮捕者です。大阪・高石市に住む15歳の男子高校生が9月、警察官になりすまし、高槻市に住む80代の女性の自宅を訪ね、キャッシュカード5枚を盗んだ疑いで21日までに逮捕されました。
警察によりますと、少年は被害者からキャッシュカードを受け取る、特殊詐欺のいわゆる「受け子」の役割でした。被害女性の自宅には少年が現れる前に警察官を名乗る人物から電話があり、「口座が不正出金の被害にあっていて、キャッシュカードを保管する必要がある」と、うその内容を話したということです。
そもそも「闇バイト」は、SNSなどを通じて高額な報酬を提示し、強盗や詐欺などをさせる新しい犯罪の手口。京都市の貴金属店で発生した強盗事件など、ルフィを名乗る人物を指示役とした一連の広域強盗事件では、実行役がSNS上で「闇バイト」として募集されていたことが分かっています。
こうしたなか、警察庁はインターネットのパトロールを強化。殺人や強盗の勧誘など、生命に危害が及ぶ恐れが高い犯罪に関連する7つの類型を2023年2月から新たに削除対象に追加しました。その後、6月までにインターネット上の投稿148件が削除要請の対象となり、実際に77件が削除されたということです。