京都アニメーション放火殺人事件の裁判、遺族からのはじめての問いかけに
青葉真司被告は何を語ったのでしょうか。
京都アニメーションの第一スタジオに放火し、36人を殺害したなどの罪に問われている青葉被告の8回目の審理が20日、行われました。
20日は、きのうに引き続き検察官による被告人質問が行われた後、被害者参加制度を利用し、遺族が青葉被告へ直接質問を行いました。最初に質問に立ったのは被害者の一人で、京都アニメーションで「涼宮ハルヒの憂鬱」などの作画監督を務めていた池田晶子さんの夫です。
池田さんの夫は、検察側の席から「青葉さん」と呼びかけ事件のターゲットが妻だったか質問すると、青葉被告は「誰かを狙うというより京都アニメーション全体を狙う認識だった」と答えました。また事件の犠牲者となった人たちに、「家族や子供がいることを知っていたか」と時折声を詰まらせながら尋ねると、青葉被告は「申し訳ございません。そこまで考えていませんでした」と淡々とした様子で答えました。
20日の審理でも一般傍聴席は満席となっており青葉被告が何を語るのか注目されています。今後も被告人質問が行われ、次回の審理は9月25日の予定です。