広がる「eスポーツ」利用は高齢層にも、事業は南海電鉄が

広がる「eスポーツ」利用は高齢層にも、事業は南海電鉄が

若者を中心に人気を集めるスポーツ競技、「eスポーツ」。その裾野は高齢層にまで広がり、異業種からも参入が進んでいます。その理由とはー。
JR神戸駅近くにあるビル。その一室にeスポーツ施設があります。

ここは、60歳以上限定のeスポーツ施設。シニア専用として全国で初めて2020年から営業しています。入会料はなく、利用料は1回1000円と割安なことから人気を集めていますこのゲームは「フォートナイト」という オンラインの対戦ゲーム。武器やアイテムを集めながら戦い、最終的に1位になった人が勝利するゲームです。

eスポーツは状況を把握するために頭をよく使うことから認知症の予防にも役立つと言われています。

【おばあちゃんの話】
今では会員がおよそ230人まで増え、一日3枠あるプレイ時間はすぐに予約が埋まることも…ゲームのあとのおしゃべりの時間も話題はもちろんゲームです。

ゲーム終了後は食事を共にするなど、ゲームを通じて新たなコミュニケーションも生まれてきているそうです。

一方、若者の間でも。北は北海道、南は福岡から集まった39人の高校生。これはきょうから4日間開かれるeスポーツキャンプで技術向上を目指します。

【参加者(東京から)】「試合でもサポートして勝っていければ」「楽しみで仕方ない」

【参加者(愛知から)】「自分より強い人の技術を吸収して強くなれたらなと思います」

実は、このイベントを主催しているのが、南海電鉄です。

【南海電気鉄道 和田真治eスポーツ事業部長】「新しい事業としてeスポーツに挑戦して、これが大きな事業になっていくことを期待しながら、社内も新しくチャレンジしていく会社にしていく目的」

南海電鉄はここ数年、eスポーツ事業の強化をすすめてきました。eスポーツ施設の運営に加えてゲーム大会を主催するなど、着々と事業を展開。その背景には、過去、野球チームを運営してきたDNAがあるといいます。

【南海電気鉄道 和田真治eスポーツ事業部長】「日本の中で文化として野球が育った一助をやってきた、eスポーツを子どもたちが熱心になっている健全性とeスポーツそのものが文化として根付いていったらいいなというところを文化としてがんばってやってみたいなと思っています」

南海電鉄は、eスポーツを、鉄道と不動産に次ぐ新たな収益源への成長を目指します

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