まるで海外のリゾート地!?夏休みのお出掛けに大阪からも近い、こんな場所はいかがでしょうか?
日差しを受けてキラキラと輝く海。ここは兵庫県淡路島の西海岸です。大阪から車で1時間半、自然豊かなこの場所に2023年4月、1軒のホテルが開業しました。客室を覗くと……。
「壁には可愛らしいイラストも描かれています。そしてこのホテルの一番の売りがこちら、オーシャンビューです」
客室は3タイプあり1部屋2万2000円から。17ある全ての部屋から海を望むことができます。さらに。
「こちらで飲み物を注文することができます。そして私の目の前には宿泊者限定で利用できるプールが広がっています」
またこんな施設も…「わぁ~ ヒノキのいい香り」宿泊者が利用できるサウナも併設。
そのホテルの向かい側には1棟貸しのコテージが。これらを手掛けたのは全国で飲食店を展開する『バルニバービ』という企業です。なぜ飲食事業を行う企業が淡路島に宿泊施設を作ったのでしょうか?
「僕らはご飯屋さんが基本の会社ですけど、(淡路島へ来る人は)日帰りが多い。滞在してもらうためには宿泊施設を作って、1泊でもしてもらって、楽しんでもらうためホテルを作った」
滞在時間を伸ばして、飲食の機会も増やそうというのです。
そのため、得意分野の『食』を生かし、客を飽きさせない戦略も。
「淡路牛を使ったチーズバーガー、おいしそうですよね。実はハンバーガー屋さんだけでなくこちらのエリアにはバーベキューの店、アイスクリーム、パンの店、さらにラーメン屋さんと1ヵ所にギュギュっと様々なジャンルの飲食店が集まっています」
西海岸の400メートルほどのエリアに宿泊施設が5軒 飲食店が9店舗と 様々な食が楽しめるんです。
こちらはこのエリアで最初にオープンしたお店。ピザ窯も備え、本格的なイタリアンを提供しています。
「淡路島の食材を全てに使うことがコンセプトで、きょう使ったのは海苔のスパゲッティ、隣の水産会社で作ってもらっている釜揚げしらすと、2つの味わいで食べてもらう」
「いただきまーす」「しらすがぷりぷりで弾力があります。大葉と相まって爽やかな味になっていますね」
さらに、地元で採れた大きなたまねぎを丸ごと使ったグラタンもイチオシのメニュー。もちろん、海が見えるテラス席もあり波を見ながらゆったりとした時間が流れます。さらに、淡路島と言えば……
「こちらにあるお寿司、全部淡路島で採れた魚のお寿司なんです」
瀬戸内海で獲れるさまざまな魚も魅力のひとつ。午前中に獲れた魚が、早ければ夕方にはカウンターに並びます。旬のハモはすだちをかけて頂きます。
「身がふっくらしていておいしいです。脂もしっかり乗っています」
「ホテルを近くに取っているのでそれで来た」「1ヵ所にいろんな施設が固まっているからいろいろ食べたいものを食べられる」
天気がよければ美しい夕景にも出会えます。
「ロケーションも最高なので夕日を見ながら、波の音を聞きながら(自然を)感じてもらえたら。(このエリアの)完成はない。まだ広がっていくし企画中で、これで終わりではない」