夏休みの子どもの水難事故 安全に見えてもこんな危険が…専門家に聞く

過去20年間で水難事故が起こった場所をマップに示したものです。水難事故を防ぐ行動を専門家に聞きました。

川の危険を解説してくれたのは大阪大学大学院で子どもの事故の予防を研究している岡真裕美さんです。

【大阪大学大学院 岡特任研究員】「河川は、自己責任における自由利用という原則がある。どれだけ危ない川でも危険を周知していない場合がある」

【記者】「遊泳禁止と書いてない川でも危険な川はある?」
【岡特任研究員】「もちろんあります。逆にいうと遊泳禁止と書いてあるところはそれぐらい危険だということです」

人工的に段差がつくられた場所。パッと見、プールのようで安全そうにみえますが
実はここにも溺れる危険が潜んでいるといいます。

【岡特任研究員】「上流から水が流れてきます。ここに落ちたときにくぼみができる。単なる土砂の場合、ここがえぐれる。流れがでここに深みができたり、渦を巻いたりということが起こる」

実際にみてみるとコンクリートで補強していない部分は水流でえぐられて深みに
なっています。

【岡特任研究員】「何気なく楽しく遊んでいるときに急に落ちたりすると、思いもよらない深みができていてびっくりして溺れるとか起こりえる。大人の腰ぐらいまでくるとこどもにとっては深い。人工物の近くにはよらないほうがいい」

流れが緩やかで浅いだと思っても、小さな子どもと川遊びをするときは必ずしてほしいことがあるといいます。

【岡特任研究員】「私は(川は)いいわとなりがちなんですけど、そこは入って深さとか流れとか確認いただいて、ここからここまでだったら大丈夫だよと決めてその範囲の中で遊ばせるようにして」

楽しい夏休み。川遊びには十分な警戒を忘れずに。

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