私たちの生活に必要な電話やインターネット。通信インフラを支える秘密の空間が
私たちの足元、大阪の地下深くに広がっているんです。
大阪市内のとある場所。階段を降りていくと…
【記者】「私がいるのは地図にものっていない、巨大な地下空間です。なんと深さは20メートル。先が見えないほど道が続いています」
3日NTT西日本が報道陣に公開したのは、「とう道」と呼ばれる地下トンネルです。
【記者】「この道を通るのが電話やネットの通信ケーブルです。大阪市内の通信を支えています」
【NTT担当者】「1本のケーブルに光ファイバーが100~1000本」
2018年の西日本豪雨では土砂崩れにより通信ケーブルが切れる被害が発生し、連絡がとりづらい状況が続きました。そんな大雨や地震などの災害から通信ケーブルを守るのが、この「とう道」の役割。大阪では最大で深さがおよそ40メートルに位置し、免震システムに加えケーブルには840度までの熱に耐える防火カバーが覆っています。日本全国の地下、およそ600キロの長さでめぐる「とう道」。NTTでも限られた社員しか入ることができず、セキュリティのため場所は非公開です。
【NTT担当者】「便利で安全な通信インフラを提供し続けるため頑張りたい」