こちらは今月撮影された防犯カメラの映像。閉店後の店に何者かが侵入し、次々商品を奪っていきます。犯行時間は数分間、被害額は100万円を越えました。
狙われたのはブランド品や貴金属ではなく、こちらのカード。ゲームやマンガのキャラクターを使ったトレーディングカードと呼ばれるおもちゃで、入手困難なものは1枚100万円を越える値がつくこともあります。
背景にあるのが、こうしたカードの世界的な人気。市場規模はおよそ2350億円にまで膨らんでいて、おもちゃ市場全体の実に4分の1を占めます。
こうしたなか…大阪では対策の動きが。
【カードボックスオーサカ店 保科悠店長】
「昨今カードゲームかなり人気となっていて、海外・全国のお客様がご来店される状況になっている。カードの末端価格もかなり大きく上がっており、注目度が高い」
28万枚のカードを取り扱う梅田にあるお店。全国で相次ぐ強盗や盗難を受け、営業時間外は高額なカードを金庫で保管するなどの対策を始めました。さらに…
「カードを出せ！」
24日、店側と大阪府警が連携して行ったのが強盗対応訓練。
店員が警察に通報する手順などを確認しました。
【曽根崎警察署 生活安全課河盛誠造課長】
「店員の皆様には高い防犯意識をもっていただき、ここ大阪では、同じような事件は発生させないという機運の醸成に努めたい」
【カードボックスオーサカ店 保科悠店長】
「普段から練習できる機会はありませんので、当店でも防犯対策をしっかり行って防犯カメラの設置や防犯警備対策、ガラスケースの変更などを行い、防犯面にしっかり対応したい」
