ウクライナに一時避難所を作るため現地を訪れていた日本の団体が報告会を開きました。
【初渡航の主婦】「ロシアのミサイルが飛んできて、罪のない一般の方々が一瞬にして住まいを奪われ、命かながら逃げ出してもロシアのスナイパーに、、、撃たれて命を落としたということです。」
初めてウクライナを訪れた女性。惨状を思い出し声を詰まらせます。大阪・八尾に本部を構える日本ウクライナ文化交流協会が開いた報告会。現地に避難所を作るため6月初旬に訪れていました。
【会長】「現地の人はいつ(核やミサイルが)飛んでくるのか、あした死ぬのではないか、あした地球が無くなるのではないか、そういう話ばかりしている。ウクライナで起こっていることは他人事ではなく自分事であるととらえてほしい。」
これらは現地から持ち帰った品々です。
【ウクライナから避難した女性】「スニーカーや服にガレキやガラスが入って刺さって痛かったこと。悪い記憶が思い起こされる。」
【参加した人】「どれを見ても涙が出る。身近にこういうものがくると色々感じてざわざわする」
展示品をお借りしてきました。こちらは、焼け落ちたマンションの屋根の一部です。熱で変形し、溶けた部分にガラスが突き刺さっています。そしてこちらは兵士が座るクッション。見ての通り手作り感がありますが、現地の高齢者や子どもたちが作ったものだそうです。ウクライナ市民も戦争にこういった形で参加しています。協会では現地の避難所建設のために寄付金を募っています。