コロナ禍の3年【いま、何を思いますか】人生が変わった人 新たな仕事をした人…

コロナ禍の3年【いま、何を思いますか】人生が変わった人 新たな仕事をした人…

https://youtu.be/EXcJkw7yYxY

人の交流を絶ち、あらゆることを規制したコロナ禍の3年間。先週、新型コロナへの対応が実質的に緩和されましたが、町では様々な思いが去来しています。厳重にセキュリティ管理された倉庫。中に入ると…
【学芸員】「これもコロナ関係の資料。順延になった2020東京オリンピックこれも寄贈されたもの」

吹田市立博物館。コロナ禍に突入した2020年からコロナに関する資料を集めています。
【学芸員】「厚生労働省のマスクいわゆるアベノマスク配布された時期で表記が変わっている集めるとこういうことがわかる。次世代にコロナで社会の動揺とか社会がどう変化したのか冷静に考える材料になる。」

およそ3000点の資料の中には、人の感情が色濃く表れたものがあります。
【学芸員】「市報すいたの表紙2020年4月号はふつう。5月号で急に強い表現になった。刺激が強すぎたというので6月号に柔らかくなった」

監視の目を光らせる「自粛警察」が世に溢れました。日本へ入国した後、2週間の隔離が求められました。これは、危篤状態となった日本住む家族に合うため、韓国から帰国した人が当時空港で書き留めたもの。隔離解除の数日前に死亡の連絡が入りました。

新型コロナの感染対策が「個人の判断」となり実質的に制限はなくなりました。ところが…

【大学4年生】「ほんまの大学生活がわからない」「もう少し充実すると思っていた。物足りなさはある」

失われた3年。コロナ前のように試合ができるようになったのもここ半年のことです。北海道出身・アイスホッケー部の4年生。冷静にコロナ禍を振り返ります。自主練。なにかトレーニングする時間が増えていたので、メニューを考える想像力や自分を見つめなおす機会になった、充実していたいう学生も。

【学生】「学校に行かない時間は仕事。人を使う仕事をしている。働きたい学生に場所を提供やりたいことに熱中できたのはコロナのおかげ」

キャンパスには活気が戻っています。ところで、学内を見渡すとマスク姿の人もまだ多いようです。マスク争奪戦も起きるほどこの3年間、欠かせなかったマスク。やさしいニュースでは2020年マスクの生産に新規参入した会社を取材していました。はたして、いまあの会社は…。尼崎市にあるショウワ。洗浄機械のメーカーで2020年3月、マスク生産に乗り出しました。マスクが自由化となったいま、マスク工場はまだ動いているのでしょうか。社長の藤原さんに案内され中に入ると厳重な衛生管理。3年間で設備投資に2億円近くを費やしました。AI人工知能による検査装置を導入し品質を最優先。利益は二の次だったそうです。

【社長】「かゆかったり、痛かったり、においがあったりするのは着けたくない」「国産はお値段は高いので品質だけはきっちりしたものをと」

いまでは工場が動くのは週に1回程度。はたしてどんな経営判断をしたのでしょうか。

【社長】「マスクがない。高額転売もあった」「2020年は会社が好調だったので、残った利益を使い切るくらいならできると参入した」「従業員もいるが、僕も助けられてきた人生。何もしないのはよくない。恩返しできるものはしていきたい」

そんな藤原社長の思いに、2021年、ある大物とのタッグが生まれます。マスクに印刷されたイラスト。マエケンタイソウの文字が。そう。現役メジャーリーガー・前田健太投手が描いたイラストを乗せる話が舞い込んだのです。1か月限定販売で、収益は数百万円に上りましたが…。

【社長】「全額寄付してねというのが条件。儲け・利益を出すわけじゃない」「自分一人だけで生きているわけじゃない発信するには実績残している人がやるのが一番いい。」「見ている人は見ている。同じ気持ちを持っている人が集まる」

「やさしいニュース」毎週月~金 午後4時29分放送
やさしいニュース

毎週月~金 午後4時29分放送

「関西リーダー列伝」毎月最終日曜 午後2時放送
関西リーダー列伝

毎月最終日曜 午後2時放送

「ドキュメンタリー7」毎月最終土曜 午前11時放送
ドキュメンタリー7

毎月最終土曜 午前11時放送

テレビ大阪スポーツ
テレビ大阪スポーツ