大阪府が、高校と公立大の授業料の完全無償化に向け動き出しました。5月9日の府の戦略本部会議では、府内の高校と公立大学の授業料等の無償化に関し、年収や子どもの数などで設けている制限を撤廃し、完全無償化を目指す方向について話し合われました。これまで対象外だった府外の私立高校に通う府民も対象にする方針です。私立高校には府の基準を超える授業料の負担を求めていて、制度の受け入れは各学校の判断にゆだねられます。また府民であれば大阪公立大学等に通う大学生と大学院生の授業料なども無償化されます。実現には430億円を上回るコストがかかると見られています。
吉村知事「教育の無償化は必要。次世代への投資として必ずやりたい」
8月に案をまとめ、2024年度からの段階的な実施を目指します。