詐欺被害防止に一役買おうと警察とタッグを組むのは地元では誰もが知るあのお店でした。
【記者】「きょう発売のこちらのあんぱん、何かを連想してほしいと作られたものなんです。答えは・・・警察の張り込みです。」
5月1日から関西地区のスーパーなどで販売が始まった「張り込みあんぱん」と「警棒パン」。大阪府警・平野警察署と地元のベーカリー鳴門屋製パンのコラボ商品です。
【社長】「最初パトカーのパンを作ってほしいといわれたんですよ。無理それは無理。じゃあ張り込みしている時にあんぱんと牛乳というイメージがあったのでそれで今回作らせてもらいました。」
警察と地元の人気ベーカリーがアイデアを出し合って作ったという商品ですが…
【買い物客】「面白くていいのでは大阪らしくて」「刑事がよくドラマであんぱん食べてるから。ニュースであってもその時は気を付けようと思うけど/こういうのがあると思い起こすから気を付けるあれが増えるかなと]
大阪の2022年の特殊詐欺被害は前の年と比べ件数で500件以上、被害額は8億円近く増えているといいます。
【警察】「パンというのは食料品で年齢を問わず口にすると思います。それをキャッチーにしまして詐欺被害防止を訴えたい」
こうした中、NTTはきょうから高齢者世帯を対象に電話番号表示サービスを無償化しました。特殊詐欺の多くは、自宅の固定電話にかかってくるケースがほとんどのため、詐欺の電話を人工知能が自動で検知したり、電話の相手の名前や番号を表示するサービスを無償化することで、被害の抑制につなげたいとしています。
【NTT担当者】「無償化でより普及できる。より多くの人に利用して頂いて詐欺被害を回避してほ しい」