https://youtu.be/W-Sj1XLkWuU
「関西空港の海で採ってきました」阪南市の尾崎漁港で開かれたイベント。子供たちが手にしているのは・・尾崎漁港の対岸、関西空港の護岸に生えていたシダモクという海藻です。このシダモクを阪南市沿岸に移植し魚たちが生息しやすい環境をを作ろうという取り組み、「海の森」再生保全プロジェクト。2023年2月から関西空港と阪南市がスタートさせました。
【阪南市長】「大阪湾からもっと恵みを受けなければならない。そのために大阪湾にお返しをしてできるだけ豊かな海になるように勤めていかなければならないと思っている」
漁業が盛んな泉州地域では大阪の海の復活は地域経済に直結する最優先課題の一つです。
【阪南市の西鳥取漁業組合長】「最近だんだん種類も減ってきて、量も減ってきている状態」「藻場があると小魚が繁殖しやすい」「魚が減ってくると(漁師の)なりてが減る」
危機感は漁師町全体に広がっています。地元の漁港で仕入れる魚を使った漁師メシが売りのこちらの食堂。鰆の西京焼きやシタビラメの煮付けなど大阪湾の新鮮な魚を使ったメニューが人気です。土日は他府県からも客がおしかけ、予約が困難になるといいます。季節ごとに美味しい魚が獲れる大阪の海ですが、漁師でもあるお店の主人は海の様子が変わってきていると話します。
【店主】「鰆が…知り合いの鰆漁をしている漁師も今年は(獲れなくて)やばいって言うてます。」
今回、阪南市などが始めた海藻を移植する取り組みについては…
【店主】「種類や量が増えてくれたらありがたい」
大阪湾に魚が戻ってくるのか今後に注目です。