逆転の発想で売上アップ!駄菓子の問屋がひねり出したアイデアは…「手軽に作れるオリジナル飴」

逆転の発想で売上アップ!駄菓子の問屋がひねり出したアイデアは…「手軽に作れるオリジナル飴」

https://youtu.be/rjK5bgivBlc

毒々しい色のトカゲに、斑点模様が不気味なエイ。東京・池袋で開かれている、毒をもつ生物を集めた「もうどくてん」は怖いもの見たさで平日でもご覧の賑わい。人気に一役買っているのは…ん?キャンディー?

「猛毒展にお越しいただいたお客様にお渡ししているドックドクキャンディーです」 通常の入場料より300円高い、特別チケットでもらえるコレ…

「色味がとってもポイズン!!」「この毒々しい色のペロキャン。行きたいどころの騒ぎではないんですけどー」SNSで“映える”と話題に!

手掛けたのは、名古屋市西区に本社を置く、駄菓子問屋。1963年創業の「ナカムラ」です。こちらは、ナカムラが飴の製造を委託している工場。青と白の飴の板が、パズルのように組み合わされていきます。何本かをひとまとめにし、太巻きに。カラフルな衣をまとわせ、機械と人の手で細ながーく伸ばしていきます。最後に、裁断機で一口サイズに切ると・・・飴には「手洗い、うがい」の文字が!どこを切っても同じ文字や絵柄が出る「組み飴」です。 ナカムラが始めたのが、このような組み飴やペロペロキャンディーをオーダーメードできるサービス、「まいあめ」です。2007年のサービス開始以来、サッカーの名古屋グランパスや、住宅設備機器メーカーのリクシルなど、受けた注文は、なんと1万件以上。今期の売り上げはすでに1億2000万円を超え、過去最高になる見通しです。

「飴の価値をどう変えるのか、メディア化したり、コミュニケーションツールとして販売していく」

こちらは「まいあめ」を利用した東京の広告会社。飴に、これまでの広告手法にはない“双方向性”を感じたといいます。 「ポスターとか映像だと、 どうしても一方通行の情報の発信になってしまうと思うんですが、僕らと飴を受け取った方々のコミュニケーションも発生しましたし、“飴ならでは”のことだったのかなと思います」

(日経新聞記者)「ナカムラは、飴を単なる“嗜好品”ではなく、 メッセージを伝える広告やコミュニケーションの手段に変えた事で、 新たな市場を開拓し、問屋としての取引先を増やすことに成功しました。 」

「まいあめ」はナカムラにもう一つ変革をもたらしました。 「昔はここが、かなり駄菓子問屋が立ち並んでいるところでした。もうかなり少なくなってきてます」実は名古屋市西区は「さくらんぼもち」をはじめ、 数多くの駄菓子を生んだ、いわば“駄菓子の聖地”。 かつては多くの問屋が軒を連ね、賑わいました。 しかし・・・ 遊び方の変化や少子化などで、駄菓子店は減少。 駄菓子問屋の主な取引先はスーパーやコンビニに。スーパーやコンビニは発注が“大量”なため、 多くの在庫をもてない中小の問屋は対応できず、廃業が相次ぎました。 ところが「まいあめ」は…

「オーダーメードで作るということであれば、 当然作ったものがすぐ客のところに運ばれていくので、 在庫を抱えることもない。 オーダーメードだからこそ、先に金をもらって作ることができる。(既存の問屋事業とは)反対の考え」 在庫を持たない、逆転の発想のビジネスモデルで、 難局を打ち破ったんです。 「これ(まいあめ)がなかったら、苦しかったと思います。 (まいあめを)日本国内だけでなく、海外へ向けても発信していき、 需要を高めていきたいです」

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