https://youtu.be/s0PVW7zh6R0
動物に手が届きそう。そんな感覚が味わえる新しい施設が天王寺動物園に誕生です。
【客・地下展示室】
「わあ、すごい」
目の前に現れたのは…水中で泳ぐペンギン。まるで、水中に潜って観察しているような感覚です。
一方、こちらは…アシカ。水泳選手の3倍以上とも言われるスピードに…自在に急転回する身体能力。
ここは、天王寺動物園に新たに生まれたペンギンとアシカの展示施設。26日の一般公開を前に報道陣とファンクラブ会員に公開されました。これまでの施設では動物たちを陸上の目線からしか見られませんでした。どちらの施設も半世紀以上が経ち老朽化したため、リニューアル。
ペンギンの施設では飼育員が巣の中を確かめられるようにこんな工夫もしているのです。
新しい水槽で楽し気に泳いでいるようなアシカやペンギンですが、実は、3月のアシカの引っ越しでは…
元の場所から150キロの重さの巣箱を400メートル近くも上がって下がっての大移動。
一方、ペンギンは…【血液採取】
体調が急変した時に備えて血液を採るなど様々な対策を続けてきたのです。
今回の新施設では新たにこんな展示も…
【記者】
「展示のすぐそばにはアシカなどの模型がありまして、実際の鳴き声なども聞くことができるんです」
【天王寺動物園・中原さん】
「動物本来の姿を見せれるような展示にしただけでなく、動物について深く知ってもらえるような展示も取り入れている。これで完成、という訳ではなく、これからも展示は進化していく」
天王寺動物園では、新しい施設を通じて今起きている海の問題も考えてほしいとしています。